JR東日本秋田支社は28日、大館駅の新駅舎を10月29日から供用開始すると発表した。これに合わせ、10月29日8時30分から修祓式を実施する。

  • 大館駅新駅舎のイメージ (JR東日本秋田支社提供)

奥羽本線と花輪線が接続する大館駅では、JR東日本秋田支社と大館市が協力して駅周辺整備を進めており、2021年7月に大館合築駅舎新築工事を開始。現在は仮駅舎で営業している。

新駅舎のコンセプトは「木目を基調とした地域住民がつどえる駅舎」。大館は天然秋田杉の産地として有名で、木を使用した「大館曲げわっぱ」などの伝統工芸品も盛んなため、新駅舎の外観は木調の軒をイメージしたデザインとした。

大館市観光交流施設「秋田犬の里」のデザインと一体感を出すため、アクセントとしてレンガ調の外壁も配置。鉄道駅を感じさせるような外観としている。内観にも木調を使用し、暖かみのある雰囲気にしたとのこと。

新駅舎の構造は鉄骨造2階建て。改札窓口、話せる指定席券売機、自動券売機、自動改札機、待合室、改札内トイレ(多機能トイレ)などの設備を有する。10月29日の5時40分から新駅舎の供用を開始し、同日8時30分から大館駅の「駅なか交流センター イベントホール」にて「大館合築駅舎新築工事」修祓式を実施。関係者のみで執り行われ、大館市長、大館市議会議長、JR東日本秋田支社社長らが出席する。