NTTドコモ モバイル社会研究所は8月28日、シニアのSNS・メールに関する調査レポートを発表した。調査開始以降、LINEがメールを初めて上回った。

  • メール・SNS利用率(関東)(出典:NTTドコモ モバイル社会研究所)

シニアのメールとSNSの利用状況に関して、調査開始以降、初めてLINEがメールを上回った。メールの利用は大きく下がっておらず、多くのシニアがメールとLINEを併用。Facebook、Twitter、Instagramの利用率は約10%前後と、SNSの利用に大きな変化は見られなかった。

性年代別でみると、いずれのサービスも60代の方が70代より利用率が高かった。同年代で比較すると「LINE」「Instagram」は女性が、「メール」「Facebook」「Twitter」は男性がよく使う傾向があった。

  • 性年代別メール・SNS利用率(全国)(出典:NTTドコモ モバイル社会研究所)

以前の調査によると、男性は女性よりパソコンの利用時間が長く、また女性は男性より若干スマホの利用時間が長いことが判明していることから、利用している機器の違いがメールとLINEの差と関連しているとモバイル社会研究所はみている。

地域別では、関東の利用率が全サービスで全国平均を上回っていることがわかった。LINEとメールは地域によって10~20ポイントほどの差がみられた。

  • 地域別メール・SNS利用率(全国)(出典:NTTドコモ モバイル社会研究所)

なお、同レポートは2023年1月、シニアのメールとSNSの利用状況について訪問留置法で調査した結果に基づく。