子育て中の共働き夫婦を対象とした「マイナビ博覧会~MY FAMILY FESTA 2023 in竹芝~ 」が8月26日、27日に東京都立産業貿易センターで開催された。

同博覧会はマイナビが新たにスタートさせた展示会事業の一環で、「オンラインに囲まれる日常から離れ、リアルな空間で親子で遊び・学べる体験型展示会」をテーマに掲げた。会場には子ども用品、ファミリー向け関連用品、教育関連企業などを中心に30社以上がブースを出展。ワークショップや講演会、トークショーなども開催され、大盛況のうちに閉幕した。

▼知育コンテンツやセミナーなど、見どころ満載の博覧会

「マイナビ博覧会~MY FAMILY FESTA 2023 in竹芝~ 」には子ども向けのブースやワークショップが多数用意された。小学館の幼児教室「ドラキッズ」も出展。

子どもの考える力や集中力、表現力などを伸ばすため、ドラキッズの教具を使った「オリジナルのうちわづくり」の場を無料で提供した。

今回は知育おもちゃを展開する「デジコロ」もブースを出展。デジコロは球型のタッチペンを使い、iPadの上で転がして遊べる新感覚の知育おもちゃだ。

手は「第二の脳」と例えられるように、脳に直結していると言われている。手や指を使って物に触れたり、握ったり、何かを描いたりする感覚は、子どもたちの脳の成長に欠かせない。

ブースに集まった子どもたちは、さまざまなアプリを使いながらデジコロを転がし、iPad上に思い思いに絵を描いていた。

今回の博覧会には東京都も出展者に名を連ねた。

東京都は「自分のスマホでうまく撮れる写真の撮り方講座」を開催。講師には写真家で『いい写真を撮る100の方法』(玄光社)などの著書も持つ鹿野貴司を招き、子どもの写真をうまく撮るコツなどを参加者にレクチャーした。

パパ専用抱っこひも「papa-dakko」などを展開するブランド「papakoso」のブースでは、実際に商品を体験する機会が設けられた。

「papa-dakko」は日本人男性が使用することを前提にデザインした抱っこひもで、肩幅やウエストなども男性の体型をベースに設計。生地や色柄も男性ユーザーの声をもとに選定した、普段遣いしやすいデザインが特徴だ。

当日は人気商品「パパバッグ」の「だっこモデル」も展示された。一見普通の肩掛けバッグだが、バッグに内蔵された乳幼児用の背あてや落下防止ベルトなどを装着することで、抱っこ具として使うことができる2-WAY仕様。子どもが抱っこひもを卒業したあとも普通のバッグとして使えると評判だそうだ。

また、アメリカ発の老舗ブランド「モトローラ」も出展。モトローラは世界初の市販携帯電話を世に送り出したことで知られるメーカーで、ブースには数日前に発売されたばかりの最新スマホ「motorola razr 40 ultra」を展示した。

「motorola razr 40 ultra」は折りたたみ型スマホで、開いた状態だと6.9インチのメインディスプレイが利用でき、閉じた状態では3.6インチのアウトディスプレイが利用できる。

この新型スマホはスマホを2回ひねることでカメラを起動できたり、素早く2回振り下ろすことでライトを点灯できるなど、ジェスチャーによってさまざまな機能を使用することができる。何かと手がふさがりがちなパパ・ママには嬉しい機能が満載で、ブースには終始多くの参加者が集まっていた。

博覧会ではゲストを招いたセミナーやワークショップも開催され、8月27日には「子育てインフルエンサー」として人気を博す木下ゆーきさんも登壇。スペシャルトークライブを行った。

登場して早々、助産師などのモノマネを披露して参加者のハートを鷲掴みにした木下さん。講演では「子育てしていると、“うっ…”と思う瞬間はものすごくたくさんある」と指摘し、フォロワーから事前に募集した“うっ…”と思った瞬間の出来事などを紹介した。

寄せられた体験談の中には、「庭でプールしてたら飼ってたザリガニを入れてた」「17:00の寝落ちの絶望感」「出先で一緒に(トイレに)入り大をしたら大きな声で『ママうんち? うんち出た?』と言われる」など、ユニークなエピソードも多く寄せられたという。木下さんがフォロワーの苦労談をシェアし、笑いのネタに変えたことで、育児に悩める参加者らも大いに励まされたようだ。

さらに木下さんは、「僕は“うっ…”と思った瞬間、メモや写真に残しておくようにしています。そうすると、あとあと見返したときにクスッと笑える状態になるんです」と明かす。

「息子が1歳になりたての頃、僕がスーパーで買い物したビニール袋をそのまま床に置いていたのがいけなかったんだけど、息子が袋の中から買ってきたもの全部出しちゃって。そのなかのパックに入ったイカまで出しちゃって、指でツンツンしていたんです」

そう振り返った木下さんは、「当時は『何やってるの!? いやー!』と思ったんだけど、そこで一応写真を撮っておいたんです」と語り、当時の写真を披露。「何でも写真に撮ったり、メモをしておくと、あとあと自分が楽しくなるので、ぜひやってみるといいですよ」と呼びかけた。