夏真っ盛り、暑い日が続きますが、ダメージを受けるのは人間だけでなくiPhoneも同じ。本体が一定レベルの熱を帯びると、内蔵のリチウムイオンバッテリーによからぬ影響があるため、クルマのダッシュボードなど高温になる場所を避け、涼しいところで利用しましょう。
リチウムイオンバッテリーの最高許容周囲温度は45度とされ、それを超えると劣化が早まります。iPhoneの内蔵バッテリーは、フル充電サイクルを500回繰り返したとき当初容量の最大80%を維持できるよう設計されていますが、その回数が短くなる可能性が高くなります。
充電も油断できません。ただでさえ周囲温度が高いとき、さらに温度が上昇する充電を行うと、内蔵バッテリーの劣化を早めかねないからです。iPhoneの充電は涼しい場所で、アプリなどを使用していないときに行うのがベストです。
ただし、それほど神経質になる必要はありません。iOS 16には、iPhone本体が高温または低温になりすぎたと判断されたとき、充電を一時的に止める機能が用意されているからです。ロック画面に「充電保留中」というダイアログが現れたら充電はストップされ、本体温度が一定レベルに下がるまで充電されることはありません。
この「充電保留中」ダイアログは、本体温度が下がったとき自動的に消えますが、Lightningケーブルを抜けばすぐに消えます。充電を再開するには、iPhoneを涼しい場所へ移動させるなどして本体温度を下げ、保護ケースなど温度を下がりにくくしている原因を取り除いてから臨みましょう。