Microsoftが「設定」アプリへの導入を進めている「ホーム」機能のリリースが近づいている。同社は8月24日(現地時間)、Windows 11 InsiderのBetaチャネルに「Windows 11 Insider Preview Build 22631.2262/ Build 22621.2262」をリリース、"新機能リリース"であるBuild 22631.2262に設定のホーム機能と改善されたバックアップ/復元が追加された。
設定のホームは、主要な設定へのクイックアクセス、デバイスの概要、Microsoftアカウントの管理を一カ所で行える場になる。インタラクティブに動作するカード方式のユーザーインターフェイスを採用しており、カードに含まれる機能や設定は直接クリックしてアクションを取れるので、ホームを通じてデバイスとアカウントをシームレスかつ効率的に管理できる。今回リリースされたプレビュー版では、以下の最大7つのカードが表示される。
- 推奨設定(Recommended settings):ユーザーの使用パターンに基づいて適切な設定オプションをタイムリーに提案。設定管理を効率化し、時間を節約できる。
- クラウドストレージ:使用状況の概要を表示し、残り容量が少なくなってきたら通知する。
- アカウントの回復(Account recovery):パスワードを忘れてもアカウントからロックアウトされないように、リカバリー情報の追加を促す。
- パーソナライゼーション:ワンクリックで背景のテーマを更新したり、カラーモードを変更できる。
- Microsoft 365:サブスクリプションの状況や特典の確認。Webのアカウント管理画面にアクセスすることなく主要なアクションを行える。
- Xbox:サブスクリプションのステータスを確認したり、サブスクリプションを管理。
- Bluetoothデバイス:Bluetoothデバイスを管理
バックアップ/復元は、昨年発表したMicrosoft Storeからのアプリの復元機能をベースに、Microsoft Storeからインストールしていないアプリの再インストールも支援することで、新しいPCへの移行をより簡単に完了できるようにする。
バックアップは、Windows Backupアプリまたは設定の[アカウント]の[Windows Backup]から、指定したフォルダや設定、インストールしているアプリの情報をクラウドに保存する。復元では、タスクバーとスタートメニューでインストールしていたデスクトップアプリをピンで確認でき、Microsoft Storeアプリはピンをクリックして復元できる。Microsoft Storeからインストールしていないアプリについては、インストーラをダウンロードするWebサイトのリンクが案内される。
また、RGBライトなど照明デバイスを制御するダイナミック・ライティングに、Windowsのアクセントカラーと対応するデバイスのライティングを同期させる効果設定が追加された。