セルソースは、「膝の痛みに関する実態調査」の結果を8月23日に発表した。調査は2023年7月14日〜19日の期間、50代以上の14,878名を対象にインターネットで行われた。
「膝の痛み」と「通院」に関する状況を尋ねたところ、40.4%が「膝に痛みを感じる」もしくは過去に「痛くなったことがある」と回答した一方で、「通院している」と回答したのは3.2%にとどまる結果となった。また、4.7%が「過去に通院していたが、通院を止めた」と回答。
そもそも「膝が痛くなったことがない」と答えたのは59.6%で約6割という結果に。
「膝が痛くて、通院している」人の年齢別および性別について調査したところ、年齢を追うごとに通院率が上がり、上がり方は「女性」の方が顕著だということがわかった。「70代・女性」で見ると6.2%が膝の痛みを理由に通院している。
続いて、「通院している」人を対象に、「現在の治療に満足しているか」を尋ねたところ、61.5%が「満足していない」と回答。「満足している」と回答したのは38.5%だった。
「満足していない」と回答した人にその理由を尋ねたところ、72.8%が「痛みが取れないから」、51.6%が「完治する見込がないから」と回答。多くの人が治療の効果やその将来性について不安や疑問を感じ、満足していないということが明らかになった。
続いて、「通院している」人を対象に主な治療法を尋ねたところ、42.5%が「ヒアルロン酸注入」、39.3%が「内服薬」と回答。次いで、「運動療法」(31.5%)、「生活習慣の改善」(18.0%)が続いた。
「通院している」と回答した人に「新しい治療法を探しているか」と尋ねたところ、約5割の46.3%の人が「新しい治療法を探している」と回答。なお、「通院していて、今の治療法に満足している」と回答した人の中でも、26.0%の人が新しい治療法を探していることが判明した。
調査対象者全てに「膝の状態を改善する再生医療関連サービス」を知っているか尋ねたところ、全体で15.4%の認知度にとどまり、通院している人に限っても、4割を切る結果となった。