カシオ計算機は8月24日、スタンダード関数電卓ClassWizから、「CWシリーズ fx-JP900CW/fx-JP700CW/fx-JP500CW」を発表した。9月21日より発売する。価格はオープンで、市場想定価格はfx-JP900CWが7,150円、fx-JP700CWが5,390円、fx-JP500CWが3,850円。
「CWシリーズ fx-JP900CW/fx-JP700CW/fx-JP500CW」は、シンプルなUIにより直観的な操作が可能としたスタンダード関数電卓。昨今のICT教育や4C教育など教育現場に対応したモデルとなっている。
ボタン配列を動線に沿った順番に変更するとともに、カーソルキーやOK、戻るボタンを採用することでより簡単に操作できる。ボタンはどの方向からでも押しやすい丸型を採用した。
ディスプレイは文字色の黒に濃淡をつけ、数式のどの部分を入力しているのかなどを分かりやすく表示。高精細液晶による日本語表記や分数、√、微分・積分などの数式や記号を教科書通りに表示する数学自然表示に対応する。
機能面では、統計計算、方程式、複素数計算、単位換算などの関数機能を搭載。さらに「fx-JP900CW/fx-JP700CW」には行列計算やベクトル計算に加え、新機能も搭載。コインやサイコロなどを使用した確率論の学習に便利なシミュレーション機能のほか、計算式と答えを入力した後にその数式が正しいか否かを検証できる真偽判別機能も搭載。
fx-JP900CW/JP700CW/JP500CWの共通機能が、日本語表示、数学自然表示、書式通り入力、微分/積分計算、総和計算、ソルブ機能、カルク機能、最大公約数/最小公倍数、余り計算(余のある割り算)、循環小数入力/表示、整数乱数発生機能、乱数発生機能、アンサーメモリー、プレアンサーメモリー、方程式、求解、極値算出、不定解/解無判定、方程式結果のメモリー、数表作成、複素数計算、実数部/虚数部抽出、n進/論理演算、統計計算、一変数統計計算、二変数統計計算、正規分布計算、四分位数計算、基本関数計算、入力式の改行表示、Undo機能、素因数分解、3桁区切り表示、統計値一覧表示、変数一覧表示、科学定数、単位換算。
fx-JP900CW/JP700CWの機能が、真偽判別機能、Math Box(シミュレーション機能、数直線、円機能)、総積計算、整数抽出機能、ベクトル計算、行列計算、周期表。
fx-JP900CWのみの機能が、確率分布計算、不等式計算、エンジニアリング記号、表計算、QRコード活用機能。
その他、共通仕様として、桁数が10桁+2桁(仮数部桁数+指数部桁数)、変数メモリーは9組、電源は太陽電池+ボタン電池(LR44×1)、電池寿命は2年(1日1時間使用)、本体サイズはW77×D162×H10.7×mm、重さは約95g(電池込み)。ハードカバーが付属する。