ジェイックが運営する「ジェイック 就職カレッジ」は、アスマークに調査委託し行った「理想の年収と将来のための長期投資」に関するアンケート調査の結果を8月23日に発表した。調査は2023年5月15日〜16日の期間、20代で雇用形態がパート・アルバイトか無職の男女400名を対象に行われた。
理想の年収を聞く前に「昨年の年収」について尋ねたところ、「50〜100万円未満」が30%で最多となり、次いで「100〜150万円未満」が24%という結果になった。「50万未満」の13%と合わせると、全体の67 %、およそ3人に2人が「年収150万円未満」という結果に。
男女別の結果でも、男性・女性ともに「50〜100万円未満」が最多。次いで「100〜150万円未満」という結果になり、大きな差は見られなかった。
次に、理想の年収について質問したところ、「250〜300万円未満」が17%で最多、次いで「300〜350万円未満」が14%、「600万円以上」が13%で続いた。
男女別にみると、男性は「300〜350万円未満」が18%で最多となり、次いで17%が「600万円以上」と回答。一方、女性は「250〜300万円未満」が22%で最多となり、次いで「200〜250万円未満」が21%という結果になった。
昨年の実際の年収と比較すると、男女ともに多くの人がより高い年収を理想としていることがわかった。
また、NISA・つみたてNISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)など、将来のための長期資産運用を行っているか尋ねたところ、「行っていない」が73.7%と全体の7割以上を占めた。一方で、「行っている」と回答したのは6.8%だった。
長期資産運用を行っていない人にその理由を質問したところ、「資産運用に興味がないから」が46.5%、「行いたいが、各制度のことがよくわからず始められない」が21.0%、「行いたいが、運用資金がないので始められない」が20.0%となり、興味がない人と、行いたいが運用資金や制度の理解不足で始められていない人がともに約4割という結果になった。