2023年6月から、ドラッグストアのマツモトキヨシとココカラファインのポイントサービスが新しく1つになりました。また、同じく6月からステージ制がスタート。買い物金額によって、翌月のポイント付与率が最大3倍になるので狙い目です。
ポイント統合で「マツキヨココカラポイント」が誕生
これまで、マツモトキヨシグループでは「マツキヨポイント」、ココカラファイングループでは「ココカラポイント」が貯まりました。これらのポイントが2023年6月から1つになって、新しく「マツキヨココカラポイント」に。6月以降は、どちらのカードでも各グループ店舗でポイントを貯めたり、使ったりできます。
●マツキヨココカラポイントが貯まる店舗
マツモトキヨシ、ココカラファイン、どらっぐぱぱす、ココカラファイン+イズミヤ、くすりのラブ、ドラッグセガミ、だるま薬局、セイジョー、シメノドラッグ、ジップドラッグ、クスリのコダマ、LIFORTほか
ポイントは、買い物代金100円(税別)につき1ポイントが貯まります。貯まったポイントは200ポイント以上貯めると、200ポイントから1ポイント単位で、1ポイント=1円分として買い物に利用できます。そのほか商品と交換したり、JALのマイル、ANAのマイル、dポイントなど、提携するサービスのポイントに交換することも可能です。
対象となるポイントカードやアプリは次の通り。
●対象となるアプリやポイントカード
【アプリ】マツモトキヨシ公式アプリ、ココカラ公式アプリ
【ポイントカード】マツモトキヨシのポイントカード、ココカラクラブカード、マツキヨココカラポイントカード、マツモトキヨシメンバーズクレジットカード
マツモトキヨシとココカラファイン両グループのアカウントを持っている場合は、どちらか一方を選択。会員情報を統合することで、複数のカードで貯めたポイントを合算できます。
ステージ制がスタート。買い物金額によって最大ポイント3倍に
マツキヨココカラポイントのステージ制は、ノーマルステージ、スペシャルステージ、ロイヤルステージの3段階になります。通常の100円で1ポイントはノーマルステージ。毎月1日から月末までの1カ月の買い物の合計金額が1万円以上の場合、スペシャルステージとなり、翌月のポイント付与率が2倍になります。買い物金額が2万円以上の場合はロイヤルステージとなり、翌月のポイント付与率が3倍に。
これら「月間」のステージ制に加えて、「年間」のステージ制も存在するのが面白いところ。年間は4月1日から翌年3月31日までの期間で、買い物の合計金額が10万円以上の場合、翌年のポイントが2倍に。20万円以上の場合は3倍になります。
月間と年間のステージが異なる場合、いずれか高いステージの付与率が適用されます。仮に年間はノーマルステージでも、ある月に2万円以上の買い物をしてロイヤルステージになった場合、翌月は3倍のポイント付与率になります。なお、ロイヤルステージのポイント加算は月額15万円まで、3,000ポイントが上限になります。
筆者は、最寄りにマツモトキヨシとココカラファインがあり、両方の店舗で買い物しているのですが、ポイントを活用できる200ポイントにまでなかなか達しないので、いずれの店舗でもdポイントだけを貯めていました。実は、マツモトキヨシやココカラファインでは、マツキヨココカラポイントとdポイントの両方が貯まり、ポイントの二重取りができるのです。6月からはマツモトキヨシのポイントカードを出して、しっかり両方のポイントを貯めています。
マツモトキヨシやココカラファインの公式サイトで会員登録しておくと、現在のステージや、上のステージになるための買い物金額などが分かります。買い物時に店舗で発行されるレシートでも、同様の情報を確認できます。
月間1万円の買い物と考えるとやや敷居が高そうですが、キッチンやトイレ、バスルームなどの洗剤や掃除用品などの日用品をまとめ買いすれば、1万円以上にはなりそうです。しかも、マツモトキヨシとココカラファインのどちらの店舗で購入しても対象となるので、スペシャルステージの2倍は意外と簡単に達成できるのではないかと思っています。
年間のステージ制は、今から狙うと判定期間が短くなって不利なので、来年の4月1日から意識。それまでは毎月1万円ちょっとの買い物をして、ポイント2倍を狙っていきたいと思っています。
いつでも忘れずにポイントカードが出せるよう、本当は両者の公式アプリを使う方が便利なのですが、マツモトキヨシ公式アプリを表示して、dポイントアプリを表示して、さらにPayPayなどのコード決済サービスのアプリを表示するとレジでもたつきそうなので、マツキヨココカラポイントはポイントカードで出そうと思っています。そうすることで、コード決済サービスのポイントも含めて、よりスマートにポイント3重取りができそうです。
購入金額や利用回数などによって会員をランク分けし、ポイントを多く付与したりするステージ制。もともとはネットショップなどで用いられているマーケティング手法ですが、今ではさまざまなジャンルに広がっています。今回、ドラッグストアグループでも始まったので、お得なポイ活の手段としてうまく活用してください。