映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』の完成報告会見が23日に都内で行われ、岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥、宮藤官九郎(脚本)、水田伸生(監督)が登場した。
同作は日本テレビ系列で2016年4月期に放送された連続ドラマの映画化作。「ゆとり世代」と社会に括られたアラサー男子3人の物語が、夫婦仲はイマイチ、家業の酒屋も契約打ち切り寸前の正和(岡田将生)、いまだに女性経験ゼロの小学校教師・山路(松坂桃李)、事業に失敗し、中国から帰ってきたフリーター・まりぶ(柳楽優弥)の前に「Z世代」「働き方改革」「テレワーク」「多様性」「グローバル化」といった新時代の波が押し寄せる。
『VIVANT』ネタでいじられる松坂桃李
まさか映画化するとは思っていなかったという松坂だが、水田監督から「“別班”だから」と、放送中のTBS系日曜劇場『VIVANT』(毎週日曜21:00~)ネタでいじられると、「違う局なんで、今!」とツッコミ。さらに岡田が「敵か味方か、味方か敵か」と畳み掛けると、松坂は「いやその、ありがとう、見てくれて。ありがとうございます」とお礼を言っていた。
改めて松坂は「居酒屋でくだ巻いてる3人の話が映画になるのかって緊張したよね」としみじみ。柳楽も「どれだったっけ、自分? って。だけどすんなりと入れましたし、このメンバーで、俳優としてもそうですけど、実生活も一緒に成長して数年経ってるような感覚は貴重なのでより大切な仲間だなと思いました」と特別な思いを感じているという。
岡田は「本当に皆さんと同じ意見で、ただただ嬉しく、またみんなで集まってお芝居ができる楽しさと嬉しさ、ご褒美だなと思いながら、臨ませてもらった」と振り返る。現在の状況についても「これまでで1番楽しく会見できてる。こんなに安心してこの場に座っていられるのは本当に嬉しく思っています」と語った。