第一三共ヘルスケアは8月22日、「ロキソニン総合かぜ薬」(OTC医薬品:要指導医薬品)の製造販売承認を厚生労働省より取得したと発表した。今回の製造販売承認取得は、「ロキソプロフェンナトリウム水和物」を配合したかぜ薬(OTC医薬品)として国内初となるという。
ロキソプロフェンナトリウム水和物は、同社が創製した非ステロイド性鎮痛・抗炎症・解熱成分。胃への負担が少ないプロドラッグ製剤で、速やかに優れた効果を発揮する特長があり、解熱鎮痛薬「ロキソニン内服薬シリーズ」にも配合されている。
「ロキソニン総合かぜ薬」の製造販売承認取得により、解熱鎮痛薬や外用鎮痛消炎薬をラインアップしているロキソニンブランドに、新たにかぜ薬が追加されることになる。同製品は、ブランド共通の成分「ロキソプロフェンナトリウム水和物」に加え、4種の有効成分をバランスよく配合することで、のどの痛みや発熱、せき、たん、鼻水・鼻づまりなど、早く対処したいかぜの11症状に優れた効果を発揮する。なお、発売日や製品仕様等については、後日改めて告知する。
同社は、有効性と安全性を追求した製品の開発を通じて生活者に新たな選択肢を提供し、自分の健康を守り対処するセルフケアの推進に貢献していくとしている。