「一蘭に行ってみたいけど頼み方がわからない!」とお悩みの方も多いでしょう。 そこで本記事では、一蘭の注文方法・流れ、ルール・ポイントを一蘭ヘビーユーザーの筆者が詳しく解説します。
また、人気メニュー・トッピング、店舗限定ラーメンなども紹介。基本情報はもちろん、マニアしか知らない裏ワザも解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
一蘭の注文方法・流れ
一蘭での頼み方・流れを詳しく解説していきます。
食券購入
入店するとすぐに券売機が目に入るので、まずは食券を購入しましょう。券売機はパネルが大きめで見やすいのが特徴。操作方法もさほど難しくないですが、初めての場合は戸惑うかもしれません。わからない場合は店員に確認しましょう。
ただし、スタッフがすぐ近くにおらず、呼び出しボタンで呼ぶシステムを採用している店舗もあります。この場合、来るまでに時間がかかってしまうこともあるので、スムーズに進められるようにメニューは事前にインターネットなどで調べて決めておくことをおすすめします。
なお、替玉は着席後でも現金で追加注文することが可能なので、迷っている場合は券売機で購入しなくても問題ありません。
着席
食券を購入したら、店内奥へと進みます。混雑時や人気店ではスタッフが案内してくれることも多いですが、基本は空席案内板でランプが光っている席を自分で見つけて座るというシステムです。
お水はセルフなので、カウンター席を出たところで給水しましょう。(店舗によっては席ごとに水を入れる設備があります)
オーダー用紙の記入・注文
席に着いたら、「麺・出汁・こってり度・チャーシュー・ねぎ・秘伝のたれ・にんにく」の項目が書かれたオーダー用紙に好みを記入します。
秘伝のたれは、辛いものが苦手だと「1辛でも結構キツい」という声も聞かれます。替玉を注文している場合は後から足すこともできるので、辛いものが苦手な方はひとまず無しで頼むといいかもしれません。
麺のかたさは、まずは「普通」、かための細麺に慣れている方は「超かた」を選ぶのがおすすめです。一蘭の麺は、一般的な博多とんこつ系ラーメンよりも麺がやや柔らかい(厳密に言うと加水率が比較的高い)形状のため、超かたでも本格派と比べるとそこまでボソボソしません。
記入が完了したらテーブルのボタンを押し、店員が来たらオーダー用紙と食券を渡してください。
替玉の注文
食券で替玉、もしくはラーメン+替玉を購入した方は、席での注文時に替玉プレートというものを渡されます。
この替玉プレートをテーブルにある指定の場所に置くだけで読み取り機能が作動し、程なくして替玉を提供してもらえるので、自身の好きなタイミングでセットしましょう。
退店
食べ終わったあと、食器の返却など客側でするような作業はないので、そのまま退店してOKです。
また、びっしりとトイレットペーパーが設置してある独特なお手洗いが面白いので、もし覚えていれば行ってみてくださいね。
一蘭で知っておくと便利なルール・ポイント
ここからは、一蘭で知っておくと便利なルール・ポイントを紹介します。筆者が足蹴く通ってたどり着いた裏ワザも共有するので、ぜひ注目してみてください。
辛さは0.5辛単位で増せる
オーダー用紙での注文時に、0.5単位で辛さを調整することが可能です。スタッフの目分量にはなりますが、申し出れば0.5単位でオーダーを通してくれます。もちろん、店舗や混雑状況によっても異なるので、その点は注意してください。
「辛いのは苦手だけど秘伝のタレを少しだけでも味わいたい」という方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
秘伝のタレは2倍以降は一味のみ足される
秘伝のタレは、2倍以降は一味のみが足され、タレの旨味が詰まった部分は追加されません。
筆者も過去に「辛さを足せば、秘伝のタレにある旨味を沢山追加できるのでは?」と5倍を頼んで後悔した思い出があります。辛さに自信のある方以外は、無理しないよう慎重に選択しましょう。
麺は「かため」と「やわらかめ」の両方を楽しむ
筆者の主観になりますが、一杯目は「超かた」に、替玉は「超やわ」にするとギャップを楽しむことができるのでおすすめです。
博多とんこつラーメンといえば、「かため」が一般的ですが、一蘭の麺はもともと通常の博多とんこつラーメンよりもプリっとした出来上がりになるような製麺方法(加水率高め)が用いられているので、「超やわ」(非常に柔らかい)も喉ごしがあります。
「味の濃さ」はラーメンダレの量
一蘭のオーダー用紙にある「味の濃さ」は、ラーメンダレの量を調整するものになります。味の濃さを「濃いめ」にしても、スープはサラサラのままです。オーダー用紙を記入する際は、「豚骨の濃度」(ドロドロ・サラサラ)と間違えないようにしましょう。
「こってり」は調味油の量
オーダー用紙にある「こってり」も豚骨の濃度ではなく、調味油の量を調整するものになります。調味油とは、スープの表面に透明な膜となって張られる油のことです。
そもそもラーメンのスープは「調味油」「ラーメンダレ」「出汁」で構成されますが、一蘭のオーダーシステムでは出汁を煮詰めてドロッとさせるまでのカスタマイズはできません。クリーミーさを調整できるわけではないということを覚えておきましょう。
ねぎは青ねぎ・白ねぎのお好みで
オーダー用紙では、ねぎの種類も選べます。筆者のおすすめは「青ねぎ」です。青ねぎ特有の風味がサラッとしたスープと麺に良いアクセントになる上、スープ・麺・秘伝のタレとのコントラストが綺麗で写真映えもします。
もちろん、白ねぎもシャキッとしていて美味しいです。実は、裏ワザとしてオーダー用紙に青ネギ・白ねぎ両方に丸を付けて両方入れることもできます。
一蘭の人気メニュー・トッピング
ここからは、一蘭の人気メニュー・トッピングを紹介します。
天然とんこつラーメン【小食の方向け】
小食の方には、ベーシックな天然とんこつラーメンがおすすめです。麺量はだいたい80g~100g程度。通常のラーメンが150g程度なので、比較的少なく小食の方でも気軽に食べられます。
ラーメン+替玉【初来店の方におすすめ】
小食の方以外は基本替玉をセットで注文すると良いでしょう。替玉と合わせると麺量は合計150~200gほどで、通常のラーメンよりもやや多い程度です。
追加の替玉【沢山食べたい方向け】
沢山食べたい方は、替玉の追加をおすすめします。先述したように、あえて別のかたさに挑戦するのも良いでしょう。また追加の替玉を注文する際、店員に伝えることで秘伝のタレ(一味のみ)も追加できます。
半熟塩ゆでたまご【口の中をリセット】
半熟塩ゆでたまごは、塩だけのシンプルな味付けのゆでたまごです。口の中がリセットされるので、箸休めとして注文しても良いでしょう。
オスカランの酸味【公式一押し】
さらなる味変を望む方は、オスカランの酸味を注文しましょう。黒酢ベースの柑橘風味で、スープの味が変わります。
なお、オスカランの酸味は黒酢のコクが強いので、スープ全体にかけるのではなくレンゲに少しずつ入れて、麺を浸しながら食べるのがおすすめです。
追加ねぎ【筆者おすすめ】
非常にシンプルなトッピングではありますが、筆者がおすすめするトッピングの一つです。 替玉が来るまでのあいだ、スープとねぎだけを味わうという楽しみ方もできます。
お子様ラーメン【アプリ会員限定】
一蘭の公式アプリから会員登録を行い「麺バー」になることで、お子様ラーメンを無料で注文することができます。お子様ラーメンの条件は以下の通りです。
・小学6年生以下
・大人1人につき5名まで
麺バー限定サービスになるので、家族で楽しみたい方はぜひ活用しましょう。
一蘭好き必見の店舗・地域限定ラーメン
ここからは、店舗限定のラーメンを紹介します。気になる方はぜひ訪れてみてくださいね。
釜だれとんこつラーメン【天神西通り店・キャナルシティ博多店限定】
福岡の2店舗(天神西通り店・キャナルシティ博多店)では、「釜だれとんこつラーメン」が食べられます。
釜焼豚の作成工程で出た煮汁(釜だれ)を仕上げにかけていて、重箱のような形をしたどんぶりが特徴です。
100%とんこつ不使用ラーメン【なんば御堂筋店限定】
なんば御堂筋店限定で、豚を一切使用しないラーメンを販売しています。希少な一杯なので、大阪に来た際はぜひ食べてみてはいかがでしょうか。
合格ラーメン【太宰府参道店限定】
合格祈願の神社として人気の太宰府天満宮近くにある太宰府参道店で限定販売されている、五角形のどんぶりで合格を表現した縁起の良いラーメンです。通常の麺よりも2倍以上長い59cmのゴーカク麺は、「お客様に長~く幸福が訪れるように」という意味が込められています。
ちぢれ麵【通販限定】
通販限定で、実店舗では頼めない「ちぢれ麺」を注文できます。通販サイトでは、お得なキャンペーンも不定期で開催されるので、一蘭にハマったらぜひチェックしておきましょう。
一蘭の頼み方を覚えて楽しもう!
今回は、一蘭の注文方法・流れやルール、人気メニュー・トッピングなどを紹介しました。
一蘭は、店舗によって配置される店員の人数や設備も異なります。本記事で紹介した内容を踏まえつつ、来店時にはその店舗の案内に従いましょう。
初心者には少しハードルが高く感じられるかもしれませんが、ぜひ頼み方を覚えて一蘭を存分に楽しんでみてください。