9月18日は敬老の日。いつもお世話になっている方へのプレゼントを考えている人もいるのではないでしょうか?様々な規制がなくなり外出の機会が増えたことから、生活の範囲が広がる電動アシスト自転車も候補のひとつになるかもしれません。
今回は、ヤマハ発動機から発売されている簡単操作モデル「PAS SION-U」に試乗して、その魅力を体験してみました。
シニアの方にも乗りやすい機能が満載!
「PAS SION-U」は、簡単な操作が特徴の“いくつになっても外出を楽しみたい方”をメインターゲットとした電動アシスト自転車です。細やかな機能性はもちろん、外出がさらに楽しくなるアクティブなカラーリングを採用していることも魅力のひとつ。
型式は20型と24型の2種類。今回試乗した20型においては、全長1,620mm、総重量21.5kg、適応身長の目安は133cm以上と小柄な人でも扱いやすいサイズ感です。
今年5月に発売された2023年モデルは、軽やかでアクティブな印象の「スノーホワイト」と、上質感があり落ち着いた色合いの「ノーブルネイビー」(20型のみ)が新たに加わり、「グロススモークイエロー」「カカオ」の全4色展開に。さらにオシャレになった車体には、またぎやすい「低床U型フレーム」を採用。フレーム高は31.5cmと足を高く上げなくてもまたぐことができ、膝を曲げる角度が浅く楽に漕ぐことがでします。
また、スタンドには「軽量かるっこスタンド」が採用され、荷物が多くてもテコの原理でスタンド掛けが軽いのも嬉しいポイントです。
「液晶簡単スイッチ」は、電源、アシストの変更、ライトのみで直観的でわかりやすく、バッテリー残量も一目で確認することができます。走行モードを記憶しているので、電源を入れると電源を切る前の走行モードで走り出すことが可能です。
そのほかにも約20lの「ラウンドバスケット」や、リヤバスケットを装着できるリアキャリアなどが充実しているので、荷物をたっぷりと積むことができます。リアキャリアのカラーも統一感がありオシャレ。
さらに駐輪時にストッパーを回すだけでハンドルのふらつきを抑える「パーキングストッパー」を採用しているので、荷物の乗せ降ろしのときも安心です。
走行モードは2段階とシンプル
「PAS SION-U」のバッテリーは12.3Ahでフル充電にかかる時間は約3.5時間。20インチモデルの場合、1充電あたりの走行距離は「弱モード」で約71km、「強モード」で約46kmの走行が可能です。数キロ圏内のお買い物であれば、週に1度くらいの充電頻度で事足りそう。またアシスト機能に加えて指先の操作だけで簡単に変速可能な3段式のギアを調整することで、より場面に最適な走りができます。
筆者は色々なタイプの電動アシスト自転車をこれまでに試乗してきましたが、こんなにもシンプルなモデルは初めて。一体どんな乗り心地なのか検証してみました。
安定感があって体に負担がかからない快適な乗り心地
平坦な道から挑戦してみるために、「低床U型フレーム」をまたいでみると、まるで歩幅感覚で足腰に負担なく、簡単にまたぐことができました。サドルにはクッション性がありふっかふか。長い距離を乗っても疲れにくそうな柔らかさとフィット感です。
まずは「弱モード」で漕ぎ始めてみると、ゆっくりと前に引っ張られていくような自然なスタートで、滑らかに走行していきます。
一番驚いたのは自転車に乗っているとは思えないほど脚の可動域。膝を曲げる角度が浅いため、普段乗っている自転車との違いに慣れるのに苦労しましたが、体に負担をかけることなくスイスイと進んでいきます。「強モード」も試してみましたが平坦な道では「弱モード」で十分にアシストをしてくれました。
続いて坂道を「弱モード」でトライ。漕ぎ始めはやや力が必要でしたが慣れてくると優しく背中を押してくれるようなアシストを感じることができました。「強モード」に変えて改めて坂を登ってみると、走り出しから力を入れることなくスムーズなアシストがかかります。
割と勾配のある坂道でしたが、平坦な道を進んでいるかのように体力を使わずに登り切れました。
衝撃を吸収しやすい太めのタイヤを採用しているのも「PAS SION-U」の魅力の1つ。普段乗っている自転車よりも安定感があり、より快適に走行することができます。
買い物やちょっとした外出に役立つ自転車。電動アシスト自転車にすることで生活の範囲が広がるので、日々のお出かけがさらに楽しくなるのではないでしょうか?ぜひ大切な人へのプレゼント候補にしてみてくださいね。