声優の宮野真守と俳優の西垣匠が、21日放送のカンテレ・フジテレビ系ドラマ『転職の魔王様』(毎週月曜22:00~)第6話にゲスト出演する。
■宮野真守、7回目の転職に挑むメンタル最強のトップセールスマン役に
額賀澪氏による同名小説を映像化する同作は、「転職の魔王様」の異名を持つ毒舌敏腕キャリアアドバイザーが、求職者の仕事や生き方への悩みを辛辣な言葉で一刀両断しながらも、働く自信と希望を取り戻させる“転職”爽快エンターテインメント。
宮野は、“転職王子”の異名を持ち、7回目の転職に挑むメンタル最強のトップセールスマン・八王子道正を、西垣は宮野演じる八王子の後輩で、なかなか契約が取れない不動産会社の若手営業マン・小池を演じる。不動産会社でマンション販売を担当する39歳の八王子は、売上トップで表彰されるトップセールスマン。不動産営業は天職だが、一つの会社に留まることが性に合わず6回も転職を繰り返しており、“転職王子”と呼ばれている。7回目の転職活動でさえ超意欲的な八王子は「今回の転職も楽しみです」と、転職を生きがいにしているような男だ。一方、八王子とともに働く24歳の小池は、契約どころかなかなか顧客とのアポもとれない若手営業マン。毎月厳しいノルマが課されている不動産業界で懸命にがんばってはいるが、なかなか結果に結びつかず、日々上司から「このままじゃ今月もタコ(契約ゼロ)だぞ!」と、叱責され落ち込んでいた。
対照的な営業マンである八王子と小池。小池いわく、不動産業界は先輩・後輩で教え合う文化がなく、ノルマがすべて。若い世代には理解しがたい風習が多いが、八王子だけは唯一、後輩指導も嫌な顔をせずしてくれる優しい先輩で、そんな八王子を小池は慕っていた。確かな実力と強靭なメンタルを持つ先輩と、古い業界の体質になじめず自信もない後輩営業マン。2人のやりとりに注目だ。
転職するのが当たり前になってきた昨今だが、八王子のような“転職回数の多さ”は「数年で辞めてしまうのではないか」と企業から敬遠されることもあり、ドラマの中でも社長の洋子(石田ゆり子)が「自分の会社をステップアップの途中階にされたい経営者はいないでしょ」と語る場面も。しかし今回の求職者・八王子が転職を繰り返しているのには、ある理由があるようで……。
キャリアアドバイザーの仕事にやりがいを感じ、働くことに意味を見出した千晴が、晴れて「シェパードキャリア」の社員となり、初めて来栖とともに担当するクセ強な求職者・八王子。“魔王様”VS“転職王子”の戦いのゆくえは。
■宮野真守 コメント
――台本を読んだ際の感想、『転職』についてのイメージなどございましたらお願いします。
打ち合わせの時に、監督さんやプロデューサーさんとも話したのですが、今回の「八王子道正」の年齢観が、今の僕とちょうどマッチしていて、「仕事」に関する価値観や環境に、共感する部分がたくさんありました。どんな内容かは、もちろんネタバレなので言えないのですが、所謂、「大人」になったからこその悩みと言いますか、「出来る男」だからこその悩みと言いますか(笑)。このドラマに登場した今までの「求職者」たちとは、また違う悩み、価値観、存在感を持っていると思います。並びに、性格も「自信家」ではあるので、まあ一言でいえば、「厄介なヤツ」ですね(笑)。
――演じるにあたり注意したことや、注目してほしいポイントなどありましたらお教えください。
「厄介なヤツ」と言いましたが、監督の演出も盛り上がって、若干「変なテンションのヤツ」な場面もありますが、楽しんでいただければ幸いです(笑)。そう言ったテンション感の意味でも、今までの求職者とは一線を画す部分はあると思いますが、いい歳して転職を繰り返す厄介な転職王子にも、譲れない理由があって……と言ったストーリーになっています。
――ドラマにちなみ、もし、宮野さんが『転職』されるとしたら、どういった職業かなど、イメージはありますか?
サッカー選手ですかね。サッカー部だったので。でも、ポジションが「右サイドベンチ」だったので、絶対無理ですね(笑)。
――撮影中のエピソードをお願いします。バラエティ番組で小芝さんと共演されていますが、ドラマ共演はいかがでしたでしょうか?
小芝さんとは今、食事を奢ったり奢られたりするバラエティ番組で共演しているので、ドラマで会うのは、はじめはこそばゆい感じではありましたが(笑)、小芝さんの繊細なお芝居が好きなので、共演できてとてもうれしかったです。成田さんもすごく自然に現場に受け入れてくれて、おすすめのパスタ屋さんを教えてくれたり(笑)、終始楽しく過ごさせていただきました。オフの時間に、一緒にカードゲームで遊んでくれたり、ずっと笑い声が絶えない、あたたかい現場なのだなと感動しました。
――第6話のみどころ、視聴者へのメッセージをお願いします!
魔王様に手強い敵現る、みたいな、ゲストのくせに「新章突入!」のテンションで参加させていただいたので(笑)、是非とも「魔王」vs「王子」のし烈な戦いをお楽しみくださいませ。さらには今回のストーリーで、大人になってからの「仕事」について、僕も深く考えさせられたので、ご覧いただく皆様にも自分の環境や働き方、考え方などへ、素敵な影響を与えられればと思います!
■西垣匠 コメント
――台本を読んだ際の感想、『転職』についてのイメージなどございましたらお願いします。
僕の大学の同期でも転職活動をしていたり、転職を視野に入れた就職活動をしていたりと、昔ほど特別なものではなくなったのだなという印象でした。なので、台本を読んだ時もきっと身近に起こっていることなのだろうなと、共感しながら読むことができました。
――エイダン不動産の若手社員・小池を演じるにあたり注意したことや、注目してほしいポイントを教えてください。
すごく現代の若者を投影しているなと思いました。自分からはなかなか動き出せない、指導を待つ人間だと思っています。彼が八王子と接触していくことで、どのように成長していくのか見ていただきたいです。
――ドラマにちなみ、もし、西垣さんが『転職』されるとしたら、どういった職業かなど、イメージはありますか?
エンタメ業界が好きなので、広告代理店やテレビ局に転職すると思います。
――撮影中のエピソードをお願いします。
作品は違いますが、宮野さんも僕も劇団☆新感線の舞台に出演していたので、その話で盛り上がりました。また、僕は怒られたり、凹んだりしているシーンが多かったので、宮野さんのアドリブに笑わないように必死でした。
――第6話のみどころ、視聴者へのメッセージをお願いします!
小池くんと同じように、何かに行き詰っている方、悩んでいる方の助け舟になるようなお話になっていると思います。ぜひ楽しんでいただけるとうれしいです!