メディア運営などを行うWonderSpaceは、「実写化してよかったアニメ作品」のランキングTOP10を発表した。1位に輝いたのは「銀魂」だったそうだ。これがネットでは「ハットリくんは?」「名作ヤマトを忘れるな」などと話題となっている。

  • 「実写化してよかったアニメ作品」ランキング発表! 1位「銀魂」 - ネット「カイジは?」「海猿は?」「ヤマトは?」

    「実写化してよかったアニメ作品ランキング」のTOP10が発表される

本調査は、同社の運営するエンタメ情報Webマガジン「TVマガ」が実施したもので、10代から50代以上の男女150人を対象として、今年5月にアンケートを行っている。

アニメ作品などの実写化は、賛否が分かれることが多く、酷評される作品も少なくないが、今回実写化に成功した作品の1位に輝いたのは「銀魂」だった。空知英秋さんによる同名漫画が原作で、天人(宇宙人)の来襲により価値観が変わってしまった江戸の町を舞台に、主人公・坂田銀時が、志村新八や神楽などの仲間とともに活躍する姿を描く人情コメディだ。坂田銀時役を小栗旬さん、志村新八役を菅田将暉さん、神楽役を橋本環奈さんが演じ、実写映画は2作品が公開された。

銀魂に対して、回答者からは「原作にはないオリジナルカットも豊富で、各キャラを演じたキャストの豪華さ、演技の上手さは素晴らしいもので原作ファンも安心して楽しめる作品」、「最初の特報が出された時はあの銀魂を実写化!?と戦慄しましたが、蓋を開けてみれば漫画のキャラがそのまま現実に出てきたかのような再現度の高い俳優女優さんたちのビジュアルと、いい意味でちゃんと銀魂のノリをしていた演技力。アクションシーンなども見応えがあり面白く楽しめました」、「アニメだからできるような場面も実写でもしっかりと再現していてずっと笑っていました。キャスティングもアニメのイメージを崩さずに、アニメの中からそのまま出てきたんじゃないかと思わせてくれるくらいピッタリでした」などの意見が寄せられたという。

次いで、2位は「るろうに剣心」。和月伸宏さんによる同名漫画が原作で、明治時代初期の日本を舞台に、最強の武士であった主人公・緋村剣心が、神谷薫や相楽左之助ら仲間と出会い、共に激動の時代を生き抜いてきた宿敵たちとの戦いを通して、新しい時代の生き方を模索する物語だ。主演は佐藤健さんで、実写映画は5作品が公開されている。

特に1作目は衝撃的でしたねぇ。時代劇の新時代がはじまった感すらありました。欲を言えば、牙突はもっと重厚に演出して、エンドロールでそばかすを流してほしかった

るろ剣には、回答者から「必殺技、キャラクターの濃さなどから実写化は不可能と考えていましたが、戦闘シーンで静かに淡々と剣を合わせることでリアリティあるものに仕上げていたと思います」「主演の佐藤健さんのアクションが本当に迫力があり、観ていて飽きずに引き込まれました」などの意見が寄せられたそうだ。

3位は同率で3作品がランクイン。名前を書いた人間を死に至らしめる「デスノート」で犯罪者を粛清する秀才高校生・夜神月と、世界的名探偵・Lとの攻防を描いた「DEATH NOTE」。中国の春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍を夢見る少年・信と、若き王・嬴政(後の始皇帝)が、困難に立ち向かいながら中華統一を目指す壮大な物語「キングダム」。タイムリープ能力に目覚めた主人公が、かつての恋人が殺害される運命を変えるため、元凶となる暴走族チームの頂点を目指す姿を描く「東京卍リベンジャーズ」だ。

ネット上では「蟲師はなかった」「実写なんて良くねーよ」「やっぱGANTZでしょ」「銀魂だけちゃう?マジで良かったのは」「ハットリくんは?」「映画のおかげで売れたのに揉めて頓挫した海猿は?」「カイジはアカンかったのか?」「名作ヤマトを忘れるな」などの声が寄せられた。