テレビ東京の経済番組『ガイアの夜明け』(毎週金曜22:00~22:54)では、18日に「海よ……よみがえれ! ニッポン式の挑戦」を放送する。
■漁獲量激減の救世主「魚礁」に注目集まる
海と共に生きてきた水産大国である日本だが、近年、気候変動に伴う海水温の上昇や乱獲などの影響で漁獲量が激減し、ピークだった40年前に比べて、3分の1程度にまで落ち込み、過去最低を更新している。18日の放送では、気候変動や海洋プラスチックごみなど、世界的な課題に挑み、海をよみがえらせようと闘う人々に密着する。
漁獲量激減の救世主として注目を集めるのは、廃棄される貝殻を使った巨大構造物「魚礁」。海底に設置後、藻やプランクトンが付き始め、餌場や産卵場を求めて、魚が集まってくるという。岡山・倉敷市の海洋建設では、産地の漁業者と連携して、廃棄貝殻を再利用して魚礁を製作。創業から40年、実績を積み上げ、今や35の都道府県に1万6,000基以上が設置されている。そんな中、海洋建設の社長・片山真基氏は、同じく貝殻の廃棄と漁獲量の減少に悩むメキシコで魚礁ビジネスをゼロから立ち上げようと奮闘する。案内人は松下奈緒、ナレーターは眞島秀和が務める。