パーソルホールディングスは8月14日、「ITエンジニアのはたらく実態」に関する調査結果を発表した。調査は2023年3月10日~2023年3月17日、本業または副業ではたらいている15~69歳の男女10万人を対象に、インターネットで行われた。本調査はその中から職種分類が「IT/通信系エンジニア」の3,834人を抜き出し、キャリアやはたらく価値観に関するデータをまとめたものとなる。
ITエンジニアの出社頻度については、週5日出社の人が41.3%と大半を占める。一方、次点で「ほぼ出社しない/ほぼリモートワーク」の人が多く、リモートか週5出社かで二極化の傾向が見られた。
理想の働き方は「テレワークができる」が最多
ITエンジニアの理想とするはたらき方としては「テレワークができる」が41.3%と最多で、リモートワークではたらくことを望んでいるITエンジニアが多いことがわかった。その他、「ワーク・ライフ・バランス」「安定した収入」が理想のはたらき方の上位となった。
評価制度の理想は「評価項目をわかりやすく周知」「公平性」「成果主義」
評価制度について、「評価項目がわかりやすく周知されている」「公平性がある・えこひいきがない」「成果主義」が、理想とする評価制度の上位に挙がっており、成果にあった正当な評価を求めていることがわかった。また、理想と現在との差が最も大きかった項目は「公平性がある・えこひいきがない」であった。
経営層/上司の理想は「指示が的確」「リーダーシップ」「決断力」
経営者と上司それぞれの理想と現在についてについて尋ねたところ、「指示が的確」「リーダーシップがある」「決断力がある」の順で、「理想」と「現在」とのギャップが大きかった。