俳優の佐藤浩市と横浜流星がW主演を務める、映画『春に散る』(8月25日公開)のメイキング映像が16日、公開された。
同作は沢木耕太郎氏による同名小説の実写化作。不公平な判定で負けアメリカへ渡り40年振りに帰国した元ボクサーの広岡仁一(佐藤浩市)と、偶然飲み屋で出会い、同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾(横浜流星)。仁一に人生初ダウンを奪われたことをきっかけに、翔吾は仁一にボクシングを教えて欲しいと懇願し、2人は世界チャンピオンを共に目指し、“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく。
今回公開されたのは、メイキング映像。決戦シーンに向けて、横浜、窪田正孝はクランクインの8カ月前からトレーニングを開始し、本物のボクサーからも称賛される“世界チャンピオン”とその挑戦者に相応しい肉体を作り上げ、技を磨き上げた。
実際のボクシングの試合同様に、全12ラウンドを4日間に渡って撮影。その迫力を佐藤も「芝居だからというエクスキューズがなく、役だけでなく、リアルな役者同士としても、相手に負けたくないと思っていることが前のめりに出て、ワンカットワンカット全部にそれが映っている」と称賛。横浜自身も先日行った完成披露試写会で「窪田君に負けたくない気持ちが表に出すぎて」と闘争本能が丸出しだったと打ち明けている。また、ボクシングのライセンスを取得し、チャンピオンのセコンドを務めたこともある片岡鶴太郎も、別のイベントで「全くウソが無い、本物の世界戦としての、肉体とスキルになっていた」と保証している。
メイキング映像では、元世界チャンピオンの内山高志氏が、トレーニング中のキャストを訪問した様子も公開。窪田、横浜それぞれに指導し、実際にパンチを受け、2人のパンチを褒める一幕も収められた。
また、この度映画の公開を記念して、佐藤浩市、横浜流星、橋本環奈がYouTube特別企画「3本勝負」が行われることも決定。鑑賞意欲を上げるために、「スープリュームビジョン対決」「かるた対決」「パターゴルフ対決」3つの企画に挑戦する。公開日は今後明らかになる。
(C)2023映画『春に散る』製作委員会