高機能とデザイン性の高さから登山・アウトドア界隈で人気のカリマー。日常使い用の「ライフスタイル」シリーズもあり、アウトドアにはあまり縁がない筆者も注目しています。
先日参加した「2023秋冬モデル」内覧会から、特に気になった製品を少し紹介したいと思います。
生地を変えた限定モデルが登場
「Be Active in Nature - 自然との調和 -」をシーズンテーマとした今回、シーズン限定生地を使用したリュックサックが展開されています。全部で10型が登場。その中でも、シンプルな⼱着タイプ「GK mini Ltd.23(GK mini Ltd.23)」(7,700円)はシーンを選ばず活躍しそうです。
元々「2022SS」モデルとして初登場し、評判が良かったことから生地の素材を変えた限定モデルとして誕生したと広報担当の方は説明します。
「表面にシリコンコート(裏/PUコート)を施したCORDURAリップナイロン生地を採用しました。透け感のある素材で滑らかな触り心地と発色の良いカラー、クタッとならない丁度いい塩梅の硬さと柔らかさが特徴です」
開口部を素早く開けることができる「クイックアクセスオープニング」、フロントに設置された⼤⼝のオープンメッシュポケットなど、手軽に荷物を出し入れできるのが便利でしょう。
特に前者は同社の大型ザックで採用されている仕様で、引っ張るだけで簡単に口が開くので、荷物の出し入れがしやすい。こうした登山装備のディテールをライフスタイルアイテムへ落とし込んでいるのも同ブランドの強みだそうです。
「フロントがメッシュに覆われたリュックはカリマーでは最近まで少なかったです。今年の春に出した『cleave(クリーブ)』がやはりメッシュを採用して評価を得たこともあり、その流れを踏襲しています」
例えばタオルやペットボトルを無造作に収納でき、かつ見た目も「映える」ので人気だそうです。
また、「インサイドメッシュポケット」「キーフック付き」など、見た目はシンプルだけど、「カリマーらしさ」の豊富な機能も注目したいところでしょう。
通常サイズとミニサイズ2つが用意され、親子でサイズ違いを使うというケースも想定していると言います。
軽い素材なので旅先でのセカンドバッグ、普段の買い物でのエコバッグ代わりでも使えそうですね。サウナや温泉に行くときでも良さそう。
なお、限定モデルのため、来期以降にこの生地を使ったモデルが継続するかは分からみたいです。
温度が上昇する機能帽子
もう一つ、秋冬で活躍しそうなアイテムが「warm cap(ウォームキャップ)」(5,940円)。太陽光を吸収して発熱する「蓄熱保温」素材を使った機能帽子で、近⾚外線を吸収して温度が上昇するレアメタルを生地に練り込んでいます。
「蓄熱実験では3.4度の温度上昇を確認しています。あと、生地そのものに練り込んでいますから、手洗いで洗濯しても機能が劣化することもないです」
使い捨てカイロでも「部分的に温めること」はできますが、こちらは帽子全体が蓄熱するのが大きく異なります。柔らかいので普段はたたんで持ち運び、寒くなったらかぶるという使い方もありです。
リュックもそうですが、日々の暮らしを少し便利にするアイテムたち。これ以外にも豊富なラインナップが登場しているので、いろいろ試してみたいですね。