メディカルブックジャパンは8月8日、「セカンドライフに関する実態調査」の結果を発表した。調査は1月26日、全国の40代~60代男女4,000名を対象にインターネットで行われた。
退職後は働かずにセカンドライフを楽しみたい人が7割
まず、退職後あらたな人生(セカンドライフ)で働くことについての考えを聞いたところ、38.9%の人が「あまり働きたくない」と回答。次いで「生活のために必要」(31.6%)と、約7割の人が、働かずにセカンドライフを楽しみたいと考えていることが明らかに。一方、「働くこと自体が楽しい(好き)」(6.9%)、「興味がある仕事を始めたい」(15.4%)、「稼げる仕事をしたい」(6.5%)と考えている人たちは3割弱にとどまった。
セカンドライフに欲しい年収は「300万円以下」が最多
次に、セカンドライフにおいて、年金を含む年収をどのくらい欲しいか聞いたところ、「300万円以下」が最多の57.7%。次いで「301~500万」(26.1%)、「501〜800万円」(8.0%)が上位に。
また、セカンドライフとしてどのような職業に興味があるかを聞くと、「働いてきた企業での再雇用・同じ業界内」(36.4%)や「事務職」(21.9%)と回答した人が多い結果に。理由としては、「自身の経験を活かせる」(46.6%)が最も多く、セカンドライフは新しいスタートであるものの、全く別の新しいことをはじめるよりも、慣れ親しんだ仕事を望んでいる人が多いよう。
一方、「労働時間を自由に決められる」(27.2%)、「収入が良い(と聞く)」(15.0%)、「以前から興味があった」(13.1%)なども一定数おり、これらに当てはまる職業に出会った場合、あらたな選択をする可能性があることもわかった。