TOAは8月9日、「スーパーでの買い物に関する調査」の結果を発表した。同調査は7月10日~12日、全国の20~50代の主婦・主夫500名を対象に、インターネットで実施した。
スーパーで買い物する頻度「週1~2日」が最多
スーパーで買い物をする頻度を尋ねたところ、最も多い回答は「週1~2日」(48.6%)で、「週3~4日」(27.8%)が続いた。「毎日」(7.4%)と回答した人も一定数おり、ほとんどの主婦・主夫は、週に1回以上スーパーへ行くことが分かった。一度の買い物における平均購入金額は「3,776円」、中央値は「3,000円」となっている。
食費は「一人当たり1万円〜3万円」が半数以上
外食を除く食費を尋ねると、一人当たり1カ月「1万円以上2万円未満」(31.8%)が最も多く、「2万円以上3万円未満」(23.4%)が続いた。半数以上は、一人当たり1万円から3万円の幅で食費をやりくりしている。
価格高騰対策は?
つい買ってしまう贅沢品について自由回答で答えてもらったところ、「高級なステーキ肉」「生ビール缶。やっぱり発泡酒と味が違う。週末に買いがち」「忙しかったり疲れていたりする時に、ちょっと高いアイスを買ってしまう」「ストレスが溜まっている時にスーパーに行くとつい甘いものを買ってしまう」といった声が寄せられた。
価格高騰を感じる食品について尋ねたところ、「卵」(86.2%)が最も多く、「小麦・小麦製品」(65.2%)、「調味料・調味油」(62.8%)が続いた。
価格高騰対策を聞くと、「各商品の相場を把握しておくこと」「クーポンや曜日限定で価格が安い時に購入する」「期限間近での見切り品や特売品、プライベートブラント品を買う」「タイムセールを利用」「作り置きして冷凍しておく」といった意見が集まった。
ネットスーパーについて尋ねると、「利用する」は16.6%、「利用しない」は83.4%で、利用しない人が多数派だった。利用しない理由は、「送料がかかるから。割高だから」「生鮮品は、現物を見て購入したい」「買い物が気分転換になっているから」「すぐに手元に来ないから」などだった。
よく利用するスーパーのアプリをダウンロードしているか尋ねたところ、36.0%が「している」と答えた。アプリの使用目的で最も多かったのは「クーポンの利用」(76.7%)で、続いて「ポイントを貯める・使用する」(74.4%)、「特売情報を見る」(47.8%)となった。
「計画的に購入」が多数派
スーパーでの買い物の計画性について聞くと、「決めていたものを多く購入」(46.2%)が多数派だった。35.0%は「決めていたものとそうでないもの半々」、9.0%は「決めていたもののみを購入」と答えている。
放送アナウンスや実演販売によって、その場で商品の購入を決めた経験があるか尋ねたところ、41.6%が「ある」、7.6%が「何度もある」と答えた。「お勧め商品がアナウンスで流れると買わずにはいられない」「お惣菜の出来立てアナウンスで買いたくなった」「実演販売を見ると食欲が掻き立てられ食べたくなる」「献立を悩んでいるときにアナウンスが入って購入した」などの声が寄せられた。