漫画家の久保ミツロウ、コラムニストの能町みね子、音楽クリエイターのヒャダインによるフジテレビのトークイベント『久保みねヒャダこじらせライブ#37』が11日に会場限定で開催され、昼公演では3人による韓国旅の模様が上演された。

  • (左から)能町みね子、久保ミツロウ、ヒャダイン

2020年2月のハワイ旅ではオープニングからテンションだだ下がりの“ハワイ見知り”状態だった久保だが、高校の修学旅行以来30年ぶり2回目の韓国は、絶品チキンを頬張って脚で感想を伝えるなど、序盤から絶好調。ハングル読めマウントをとってくる能町によってハングルイップスに陥りながらも、街の警察官を見つけては即興で「ポリスメンのうた」を歌いだし、すぐに回復ぶりを見せた。

そんな久保に引っ張られて、能町とヒャダインのテンションも上昇。美しい漢江の夕日に「私たちの友情を保証してくれるよう」とうっとりしながら、写ルンですを3人同時に構える珍妙な光景が収められた。

しかし、「めっちゃ美味しいけど、頭悪い料理」(久保)というチャドルバギを堪能したディナーで、3人旅過去最大の“悲劇”が。スタッフから能町への耳打ちで、ヒャダインが自身の誕生日サプライズに勘づき、それを口にして自意識過剰になり、能町がマジトーンで否定し、結局暗転でケーキが登場するが、手拍子だけで誰もバースデーソングを歌い出さず、しまいには韓国語の歌詞を忘れて止まってしまい、ヒャダインが「共感性羞恥で死にたい」と嘆く結果に。久保は「令和で一番人を傷つけたと思った」、能町は「全員悪人でした」と反省しきりだった。

2日目は、朝のラーメンコンビニでバイト初日の人化するヒャダイン、市場(シジャン)で屋台飯を食べる画を作らない能町&ヒャダイン、巨大地下街で目的のパジャマをゲットできない久保など、珍道中を展開。こうして、「素直に楽しかっただけではない旅」(久保)は、無事フィナーレを迎えた。

旅の思い出を振り返る歌は、「この韓国旅行は、私の墓石に積んでほしいもの探しでもある」(久保)ということで、SPEEDの「Body & Soul」を替え歌した「Bozen Soul」。“悲劇”のくだりの奇跡の歌詞や、写ルンですとSPEEDが醸し出すY2K感がハマる傑作が完成し、能町が「このPV、データで欲しいです」とリクエストするほどだった。

韓国旅の模様は、9月29日(27:05~)に放送され、後日、同局の動画配信サービス・FODで配信される。

昼公演では他にも、イーロン・マスクの手下になったヒャダイン、植田まさし先生が描く女性の髪に付いているアレを初めてリアルで見る、『ノンストップ!』で見切れた久保、といった話題をトーク。

夜公演は千葉雄大をゲストに迎え、「帝劇カラオケ」「妄想夏フェスセットリスト」といった企画が展開された。こちらはオンライン配信もされ、27日23時59分まで追っかけ再生が可能となっている(チケットは同日18時まで販売)。

次回のライブは、10月28日に開催。昼公演はゲストなしの会場限定3人トーク、夜公演は阿佐ヶ谷姉妹をゲストに迎えて有観客とオンライン配信で開催される。