レゾンデートルは8月8日、「婚外恋愛に関する実態調査」の結果を発表した。調査は6月30日~7月10日、30~59歳の既婚男女1,000人(男性500人、女性500人)、および婚外恋愛未経験の既婚男女600人(男性268人、女性332人)を対象にWEBで行われた。
婚外恋愛の経験者は23%、地域差も
同調査では、婚外恋愛とは「婚姻関係にあるパートナー(妻・夫など)以外との恋愛関係をいい、体の関係の有無は問わない。不倫・セカンドパートナーも含む」と定義している。
「婚外恋愛の経験あり」と回答した既婚者の割合を都道府県別にみると、全国平均の既婚者の22.5%に対して、「福岡県」(45.2%)と「東京都」(31.1%)が突出して高く、ベッドタウンである「埼玉県」(16.4%)と「神奈川県」(13.3%)は目立って低いことが判明。「30人以上のサンプル数が集まった9都道府県のみの比較だが、大都市圏を含む人口の多い都道府県を網羅しているために一定の妥当性はあると考えられる」と同調査。
また、三大都市圏(東京圏・関西圏・名古屋圏の)に含まれる都道府県とそれ以外で比較してみたところ、「大都市圏(8都府県)」は22.7%、「それ以外(1都38道県)」は22.2%と、差はないことが明らかに。経験者の割合が特に高い「東京都」と「福岡県」を除外して比較しても、「大都市圏」は19.66%、「それ以外」が19.74%と、同割合だった。
さらに、特異的に高割合の「東京都」と「福岡県」を除外して「東日本」と「西日本」で比較すると、「東日本」は17.8%、「西日本」は21.5%となり、「西日本」が有意に高いことがわかった。
婚外恋愛「してみたいと思う」は5人に1人
次に、婚外恋愛未経験である既婚者600人に対し、「婚外恋愛をしてみたいと思いますか?」と尋ねたところ、「してみたいと思う」が15.7%、「体の関係なしならしてみたいと思う」が6.3%と、約5人に1人に「婚外恋愛願望がある」ことが明らかに。
男女別でみると、男性は約3人に1人(29.5%)が婚外恋愛予備軍であるのに対し、女性は約6人に1人(15.9%)。さらに、女性は66.6%が「したいと思わない」と回答したのに対し、男性は48.9%と半数を下回るなど、婚外恋愛願望に男女で大きな差があることがわかった。
なお、性年代別では、男性は40代で最も高く(33.4%)、女性は若いほど高割合になる傾向に。また、子どもの有無別では、「子どもあり」で「してみたい」人は18.6%、「子どもなし」で「してみたい」人は9.4%と、「子どもあり」の既婚者の方が「婚外恋愛」を求めやすいという傾向が見て取れた。
最後に、未経験者の「婚外恋愛の願望」についても地域差がないかを分析してみた。婚外恋愛経験者の割合で取り上げた9都道府県について、「婚外恋愛をしてみたいと思うか」との質問に対する未経験者の回答状況を比較したところ、調査サンプルが異なるにもかかわらず、「福岡県」と「東京都」で「婚外恋愛してみたい」の割合が高く、「埼玉県」「神奈川県」で低いという結果に。
「改めて、福岡県と東京都では婚外恋愛への関心が高く、埼玉県と神奈川県では低い傾向にあることが裏付けられる結果となった」と調査ではコメントしている。