日本テレビ系演芸番組『笑点』(毎週日曜17:30~)でこのほど、今年10月に閉場する東京・国立演芸場で大喜利の収録を行った。この模様は、13日・20日に放送される。

  • (前列左から)三遊亭好楽、林家木久扇、三遊亭小遊三 (後列左から)山田隆夫、春風亭一之輔、春風亭昇太、林家たい平、桂宮治=日本テレビ提供

舞台裏に故・桂歌丸さん、故・六代目三遊亭円楽さんの写真が飾られた舞台で行われた大喜利では、毎年8月に国立演芸場の高座に上がっていた歌丸さん、そして歌丸さんの跡を継いで中席のトリを務めていた円楽さんを偲ぶお題が出題され、『笑点』らしい応酬に会場は温かな笑いに満たされた。

収録後、国立演芸場にまつわる思い出を聞かれた三遊亭好楽が「ここで賞を頂いたことがあるんですよ。みんなびっくりするでしょ。あれが私のピークでしたね」と語ると、三遊亭小遊三師匠「初めて二ツ目で独演会をこの会場でやらせてもらいまして、一生懸命やりました。それが私のピークでございました」と続け、以降メンバーがそれぞれの「ピーク」を語り一同大笑い。

また、歌丸さん、円楽さんと縁の深い舞台での収録に、長く2人とともに笑点メンバーを務めた好楽は「(2人が亡くなるのが)早かったですからね。その分私たちが頑張らなきゃならない。いま頑張っていますけどね(笑)」といい、司会の春風亭昇太は「きょう笑点を国立演芸場でやったということが笑点の歴史の中でもひとつのポイントにもなるし、歌丸師匠や円楽師匠が頑張っていたこの場所で笑点ができたことは、とてもきょううれしかったです」と語った。

コメントの模様は、きょう11日の『news every.』(毎週月~金曜15:50~)で放送。国立演芸場は、2029年以降に二代目が開場予定となっている。