俳優の生田斗真が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『警部補ダイマジン』(毎週金曜23:15~、11日は30分遅れの23:45~※一部地域除く)第5話が、きょう11日に放送される。

  • 左から土屋太鳳、生田斗真=テレビ朝日提供

■天羽(宅麻伸)変死事件の再捜査始まり、台場(生田斗真)はヒヤヒヤ

『週刊漫画ゴラク』連載中のコミック『警部補ダイマジン』を、“土竜の唄シリーズ”の生田&三池崇史監督コンビがテレビ初タッグで映像化する同作は、ダークヒーローが巨悪に挑む物語。正義感の強い警視庁捜査一課のエース“ダイマジン”こと台場陣(生田)が、弱みを握られたことで飼い主となった平安才門(向井理)に召使いのようにこき使われながら、自分を殺人犯と疑って急接近してくる刑事・七夕夕夏(土屋太鳳)らとともに、法で裁けない犯人に剛腕を振りかざし悪を持って悪を制していく。

第5話では、連続幼女誘拐事件の真犯人・天羽大(宅麻伸)変死事件の再捜査が始まる。元警察庁の重鎮・天羽の犯罪が闇に葬られたことに憤り、自ら手を下した台場はヒヤヒヤ。そのうえ、無実の河本住男(戸田昌宏)が取り調べを受けることになり、台場は罪悪感に苛まれる。さらに台場が殺人を犯したという秘密を知るドS上司・平安から「真犯人が名乗り出る以外、疑惑を晴らす手立てはない」と言われてしまう。警察は強引な動機をでっち上げて河本を逮捕するはずだ、と焦った台場はある決意を固める。

そんな中、河本の弁護をすることになった台場の元妻で弁護士の高田美和子(成海璃子)は、天羽が殺害当日宿泊していたホテルへ。防犯カメラの映像を確認し、台場が天羽を殺害したのではないかと疑い始める。元夫の“行き過ぎた正義感”を知っているからこそ疑わざるを得ない美和子、そして無実の河本を元妻に救ってほしいと願う台場、元夫婦の関係性にも注目だ。

■「44」のトップ・占部貴教(小澤征悦)も怒りの炎を燃やす

秘密結社「44」の罠にハマり、窮地を抜け出すために殺人を犯してしまった七夕。七夕は、それを知り遺体を埋めた台場に説得され、自分の罪を胸に秘めるのと引き換えに、必ず「44」の闇を暴くという新たな決意をした。第5話では、暗い秘密を共有した2人が、活発化する「44」の傍若無人な行動を阻止するため、ますます本気モードに。一方、七夕襲撃が失敗に終わったと市川孝蔵(矢柴俊博)から報告を受けた“教官”と呼ばれる冷徹な「44」のトップ(※台場や平安はまだ気づいていないが、その正体は、犯罪捜査情報分析統括センターの警部・占部貴教[小澤征悦])は、静かに怒りの炎を燃やす。そして、ことあるごとに作戦の邪魔をする台場や特命班を排除するため、次の手を考え始める。あろうことか警察に潜んでいた「44」の教官・占部、そしてことごとく失態を重ねたことで教官からの圧に追い込まれていく市川。そんな2人を演じる小澤と矢柴が、狂気に満ちた新たな芝居を見せる。

さらに「44」の次なるターゲットが判明。それは連続幼女誘拐事件で台場に救出された被害者家族。被害者の女の子が自分を誘拐した真犯人の顔を思い出したのだ。。隠蔽した天羽の犯罪が明るみに出ることを阻むため、「44」が被害者家族を抹殺しにくるに違いないと踏んだ平安は、これを逆手に取った“教官”をおびき寄せるという禁断のおとり作戦を密かに企てていた。台場は被害者家族に危険が及ぶ平安の危険な賭けに激昂。しかしこうなった以上、何としても被害者家族を守らなければならないと、平安ら特命班のメンバーと七夕とともに家の前で張り込みを開始。しかし事態は策士・平安をも翻弄するまったく予想だにしない方向へ。今夜も誰かが死ぬ――。二転三転、まさかの展開が連続する。