長崎県の南東部に位置する島原市(しまばらし)は、温暖な気候で水と緑に恵まれたまち。肥沃な大地の恩恵を受けた多種多様な島原産のブランド野菜や、ミネラル豊富な有明海の魚介類など、県下有数の食の宝庫でもあります。
今回紹介する返礼品は、マルセイユメロンの中でも、島原独自のオリジナルブランドメロン「島原風香」。島原市のふるさと納税の中で、返礼品として登録してわずか3年で1万ケースを出荷する人気を誇っているそうです。一体どのようなものなのでしょうか。
本稿では、マイナビふるさと納税担当者が、気になった返礼品を紹介していきます。
今回は、「マルセイユメロン~島原風香~」の特徴や事業者の商品に対するこだわり、返礼品になった経緯などについて詳しく調べてみました!
島原市の返礼品「マルセイユメロン~島原風香~」について
・返礼品名:AD201【令和6年度出荷分】マルセイユメロン~島原風香~(3L×2玉)
・提供事業者:農事組合法人『舞岳の里』生産組合
・島原市有明町大三東乙396-7
・内容量:3Lサイズ×2玉(3Lサイズ:1.3~1.6kg程度/玉)
・寄附金額:8000円
「マルセイユメロン~島原風香~(3L×2玉)」のふるさと納税の寄附金額は8000円。なめらかな口あたりと、糖度15度前後の深みのある甘さが特徴の赤肉メロンを2玉もらえる返礼品です。
細かいネット状の果皮に濃い緑色の縦縞(たてじま)が入っており、まるで「スイカ」のような模様と、果肉のオレンジ色が美しいメロン。果汁が豊富なので、口に入れたときに濃厚な香りと甘みが広がります。
複数の生産者でつくっている「島原風香」。「最高の状態で食べてほしい」という強い想いのもと、それぞれが1玉1玉に愛情、真心を込めて育てています。1箱ずつ「食べごろの日」の案内が同封されており、届いたメロンをベストな状態で食べられます。
また、生産者の「愛情を込めたおいしいメロンを届けたい、食べてほしい」という気持ちから、ふるさと納税の返礼品として特に大きいものが厳選されて届くとのこと。
子どもから大人まで幅広い世代の人に愛される「島原風香」は、まち自慢のフルーツです。
「マルセイユメロン~島原風香~」がふるさと納税の返礼品になった経緯
島原半島は、長崎県の農業生産額の40%を占めており、「1億人の胃袋」と呼ばれるほど農業が盛んで、そのなかでも「三会地区」がトップなのだそう。「島原風香」は、その「三会地区」で生産されています。
島原の畑は、雲仙普賢岳の噴火による降灰被害により葉菜類から根菜類を中心とした作付体系に転換し、被覆施設の整備も進みました。また昭和40~50年代に整備され老朽化していた畑地かんがい施設の更新整備と区画整理を実施し、効率的な営農基盤を整備したそうです。
このような畑地かんがいの進展により、島原の畑では名水百選にも選ばれている「島原の湧水」を使用した栽培を行っています。
野菜や果物をつくるのに適した農地が広がる「三会地区」は、農家が多いのも特徴。農家の後継ぎの若手たちが集まり、「“島原のブランド力”を高めよう、盛り上げよう」と結集し、研究を重ねて完成したのが、「島原風香」です。
本返礼品は、ふるさと納税に提供開始して以来、わずか3年(2019~2023年(受付))で1万件もの出荷実績を有し、今では先行予約をしないと手に入らないほど、大人気の返礼品なのだとか!
寄附者からの反響
「糖度が高くおいしかったです。家族全員で食べました」「毎年楽しみにしているメロンです! 」「ちょうどよい大きさです。よく熟れていて、ベストなタイミングで食べることができました」といった声が、島原市のふるさと納税担当者のもとに届いているそうです。
生産者の想い
長崎県島原市は「ユネスコ世界ジオパーク」に選ばれ、人と火山が共生する肥沃な大地が特徴のまちです。なかでも私たちの畑がある三会地区は、野菜やフルーツの栽培にとても適した火山性扇状台地で肥沃な大地の恩恵を受けている地域です。そんな恵まれた大地と「名水百選」にも選ばれている島原の湧水をふんだんに使用し、大切に育てた「島原風香」をぜひ多くの人に届けたい、という想いで毎日励んでおります。そして「ふるさと納税」の返礼品として出すからには、「島原にはこんなにおいしいものがあるんだ」「島原市へ訪れてみたい」「これからも応援したい」そう思っていただけるようなメロンを届けることで、私たちのまちを寄附者様に応援していただけるよう努めております。
今回は長崎県島原市の返礼品「マルセイユメロン~島原風香~」を紹介しました。事業者がこだわりを込めて大切に育てたメロンは、まち自慢の特産品! 島原市の中でも多くのリピーターがいる人気の返礼品なのだそう。気になる方は一度チェックしてみてください。
※寄附金額は掲載開始日(2023年8月10日)時点のものです。