俳優の大沢たかおが9日、都内で行われた映画『キングダム 運命の炎』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶に、主演の山崎賢人(※崎はたつさき)とともに登壇。自身の役作りが思わぬ余波を生んでいることを明かした。
■山崎賢人のコメント力向上に笑顔見せる
同作は原泰久氏による、人気コミックスの実写化作。中国の春秋戦国時代を舞台に、大将軍となる戦争孤児・信(山崎)と、後の始皇帝となるエイ政(吉沢亮)が、ともに中華統一を目指す。2019年、2022年に公開され大ヒットを記録し、今回が第3弾となる。
劇中で山崎演じる信が憧れを抱く王騎将軍を演じた大沢。映画ヒットの理由を聞かれ、一生懸命に話す山崎の姿をうなずきながら見守ると、「吉沢くんと3人で全国を周ってきまして、そこで覚えたセリフをだんだんとぱっと言えるようになって。上手になっていて感動しました」と親心をのぞかせる。
■山崎賢人との驚きの出会い「なんという主演なんだ……と」
また、『キングダム』で初共演となった山崎との出会いも衝撃的だったそうで、「初めて会ったのは中国だったんですが、彼はパスポートを忘れて飛行機に乗り遅れて。予定が全体的に変わって“なんという主演なんだ……”と思ったのが第一印象」と話し、会場の笑いを誘う。しかし、山崎の徹底した役作りには驚かされたといい、「現場で会ったらものすごく体が細くて。聞いたら信のために食べ物を食べてないと。現場でもプロテインをちょっと飲むくらいで食べないし、やせ細っていた。この作品に勝負をかけている俳優さんなんだなと感じました」とストイックな一面を明かした。
一方で、自身も約20㎏増量するなど役作りが話題を集めたことにも触れ、「とにかく食べ続ける、甘いものを摂取し続けるということを舞台挨拶で言ったら、今うちの会社に『太り方を教えろ』という問い合わせがすごくて……」と告白。「すみません! 連絡はやめて欲しい……(笑)。体に危険なのでくれぐれも真似して欲しくない」とメッセージを送っていた。