俳優の杉野遥亮が、フジテレビ系ドラマ『ばらかもん』(毎週水曜22:00~)の第1話の劇中で書道家役として書いた作品「楽」が、「第40回記念産経国際書展」で14日から一般公開されることが決まった。
展示されるのは、14日から20日まで、東京・上野の東京都美術館で開催される「第40回記念産経国際書展」。「産経国際書展」は、産経新聞社と産経国際書会が主催する書の公募展で、日展、毎日書道展、読売書法展と並ぶ“四大書道展”の一つとなっている。
「楽」は、杉野演じる清舟が五島列島にやってきて、思うように書が書けないと悩む中、琴石なる(宮崎莉里沙)をはじめとする五島列島の島民たちと正面から向き合い、全身全霊でぶつかり合った結果、自分の殻を打ち破り、ようやく完成させた作品。
清舟にとって五島列島で初めて完成させた思い入れのある作品が、実際の書道展で一つの作品として展示される。ドラマの世界から現実の世界へ飛び出し、実際に清舟の作品を鑑賞できる機会が実現した。
企画のフジテレビ・上原寿一氏は「ドラマの中での作品が、由緒正しき歴史のある書展で実際に飾られるというのは、フィクションがリアルになるというで、ドラマの作り手としてはまさに夢のような気持ちです。非常に光栄に思います。今回飾られる“楽”という作品は、主人公が自分の殻を破るために五島列島に来て最初に書く作品です。“楽しむ”というのは、このドラマの全体テーマでもあり、我々が現場で実際に撮影するうえでも、大事にしているキーワードです。最終話までこの言葉がずっとドラマの鍵になっており、作品を象徴するワードになります。ぜひ、この字を会場でリアルに見て、ドラマ『ばらかもん』の世界観を実際に感じていただければと思います」とコメントしている。
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