チャンネル登録者数330万人超えを誇る女性2人組YouTuber・平成フラミンゴ。幼なじみならではの息の合った掛け合いを見せるRIHOとNICOだが、NICOは今年ファッションデザイナーとしてデビューを果たし、今夏には第2弾も発売された。そんな2人を直撃し、YouTuberとして試行錯誤してきた道のりや今後の野望について話を聞いた。

  • 平成フラミンゴのNICOとRIHO

NICOが手掛けた「JIMWAG(ジムワッグ)」は、ストリートスタイルやスケータースタイルをベースに、モード、ロック、ヴィンテージテイストのスタイリングを混ぜたスタイルのファッションブランドだ。「第36回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2023 SPRING/SUMMER」にて初お披露目となった。

――TGC(東京ガールズコレクション)には何度か出演されていましたが、第36回のステージでは、NICOさんご自身がデザインしたブランドのアイテムをまとってランウェイを歩いたことで特別な思いはありましたか?

NICO:すごく緊張しましたが、うれしかったですし、感激しました!

RIHO:バタバタでしたが(苦笑)。でも、小学校からずっと一緒に過ごしてきた友達が作ったブランドの服を着てステージを歩くなんて、なんとも言えない感じでした。みなさんは、平成フラミンゴになってからのNICOしか知らないけど、私はその前のNICOからずっと知っているので、本当にびっくり。感激でした!

――JIMWAGを立ち上げようと思ったきっかけを教えてください。

NICO:もともと私は服が好きでしたが、体型にあまり自信がなかったので、いつもスタイルがよく見えるサイズ感の服を探していました。それで私と同じように悩んでいる人がいるのではないかなと思って、一番スタイルがよく見えるサイジングの服を作れたらいいなと思ったことがきっかけです。私は以前ずっとOLをやっていましたが、その頃からいつかデザインをやってみたいと思っていたので、今回頑張って全財産をつぎ込んでやりました。

RIHO:できあがったものを見たら、ああ、NICOが作ったんだ! としみじみ思いました。それらは彼女のすべてを表している気がして、とても素晴らしいものだと感動しました!

NICO:ありがとうございます!

――デザインをするのは楽しいですか?

NICO: 楽しいです。とはいえ、新しいものを生み出すのは大変ですが。私はデザインの勉強などをしたことがないので、想像しながら作っていく感じです。

――JIMWAGについて今後の展望や野望を聞かせてください。

RIHO:パリコレに出ること!?

NICO:そうですね。パリコレに出ること(笑)

RIHO:アハハ!

NICO:野望ですからね。一応、パリコレ出るぞ! という気合でやっています。闘志を持って頑張ります!

――YouTube初投稿から3年が経ち、今やチャンネル登録者数約350万人を誇る人気YouTuberとなりましたが、始めた時点で勝算はあったのでしょうか。

RIHO:何かわからないけど、根拠のない自信はありました。

NICO:そうそう。なんとなく上手くいくんだろうなという感じで、失敗するかもといった心配はしてなかったです。でも、まさかここまで数字が伸びるとは思ってなかったかもしれないです。

RIHO:確かにそこは想像してなかったかも。当時、私たちとしては、あとがないからやるしかない、これを成功させなければという想いはありました。やったらもうあとには引けないぞという覚悟もあったと思います。

――では、成功のポイントをどう捉えていますか?

NICO:若い頃から社会に飛び込んで、いろんな現実というか、社会の大変さや厳しさを知っていたことが良かったかなと思います。OLでの経験を踏まえた上でYouTuberになったので。

――YouTubeに関して、初期段階から方針を変えたことなどはありますか?

RIHO:うーん。なんでしょう。でも、最初の頃は緊張して、なかなか撮れなかったんです。

NICO:やり始めた頃は、多くの人に観てもらえる企画をやらなきゃという一心でやっていました。とにかく面白い企画をという考えでしたが、今は違います。それよりも自分たちが、日々何気なく過ごしているところを撮っておいて、タイトルを後付けする感じにしようとなっていきました。

RIHO:つまり最初は企画やタイトルを決め込んで撮っていく形でしたが、工程としてはそれを逆にした感じです。

――具体的に数字を見て手応えを感じ、やり方を変えていったのですか?

RIHO:いえ、手応えというよりは、そうしたほうが自分たちも面白いなと感じていったので、おのずとそうなっていきました。

NICO:やっていく上で、絶対にその撮り方のほうが楽しいねとなりました。