女優の仲間由紀恵が、アニメシリーズ「パウ・パトロール」の劇場版最新作『パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー』(12月15日公開)で、トラブルメーカーのマッドサイエンティスト、ヴィクトリア役の日本語吹き替えを務めることが8日、発表された。
巻き起こるさまざまなトラブルに立ち向かうリーダーのケントと、個性豊かな子犬たちからなるチーム「パウ・パトロール」が、「パウっと解決!パウフェクト!」を合い言葉にそれぞれの特技を生かして大活躍する同シリーズ。劇場版最新作では、前作に引き続き、舞台をアドベンチャー・ベイからアドベンチャー・シティに移して新たな物語が展開される。
大都市アドベンチャー・シティにある日、まほうの隕石が落ちてきた。その隕石はパウ・パトロールたちにあたらしいマイティパワーを与えてくれ、最強の子犬「マイティ・パウ・パトロール」に大変身。だが、宿敵のライバール市長が、おそろしく頭のいい科学者であるマッドサイエンティストのヴィクトリア・バンスと手を組み、このマイティパワーを奪おうと悪だくみを。このマイティピンチを、リーダーのケントと、パウ・パトロールたちは、「マイティパワー」でパウっと解決できるのか!?
先日、リバティの日本語吹き替えキャストで安倍なつみの続投が発表されたが、このたび今回のトラブルメーカー、マッドサイエンティストのヴィクトリア役に仲間由紀恵が決定した。吹き替えを務めるのは、2014年公開のアニメ映画『ジョバンニの島』以来となる。5歳の2人の子供を子育て中の仲間。まほうの隕石を引き寄せる磁石を盗み出したヴィクトリアは、いったいどんな悪事を働くのか!? そしてそんな悪役に挑戦する仲間はどんなヴィクトリアを作り上げるのか!?
9年ぶりの声優の仕事に「大変緊張しました」と語る仲間。パウ・パトロールのキャラクターを演じる上でうれしさはもちろん、不安もあったという。
「うちの子供たちも大好きな作品で、見ていると笑っていたり立ち上がって喜んだりしていて、きっと世界中の子供達にも感動やパワーを与えている作品で、その姿を見た親御さんもきっとパワーをもらっているんだなと思いました」と述べ、ヴィクトリアという役については、「今までずっと頑張ってきたことを見てもらいたい、そのアピールが強い人なんだなと思いました。それでトラブルになってしまっているのが目に入っていない人なのかなと思います。その分へこたれない強さも持ち合わせていますよね。私自身よりは強いキャラクターなので声にもその強みを加えて演じたれたらいいなと思って頑張りました」と語った。
そして、「これまでシリーズを見ていない人も、見ている人も、どんな人も楽しんでいただける作品になっています。そして、子供と大人が一緒にたくさん笑ってたくさん泣ける素敵な映画になっています。ぜひご覧ください」とメッセージを送った。
さらに、豪華吹き替えキャストが決定。スクラップ工場で、パウ・パトロールのみんなを頼りにしているハンクとジャネットの夫婦に扮するのは、日野聡と中島沙樹。そして、ラジオDJ役に、パウパトファンを公言する諏訪部順一。そして井上喜久子が、ツンとお高くとまるセレブのプードル・デロリス役で再登場。そしてアドベンチャー・シティ・ニュースのキャスター、サム・キッシャーにはこの夏トム・クルーズの声でも話題の森川智之が決定。仲間と森川は、1998年『機動戦艦ナデシコ The prince of darkness』以来25年ぶりの共演となる。さらにシリーズを通して、初めておしゃべりするニャンパトロールを、水田わさびが務める。
また、予告編とポスタービジュアルも公開。予告編は、大都市アドベンチャー・シティに隕石が落ちてくる迫力ある映像から始まる。隕石を収集したパウ・パトロールたちは、隕石に不思議なエネルギーが宿っていることを突き止める。その隕石のなかにあったクリスタルがパウ・パトロールたちのパウタグに装着されると、なんとパウ・パトロールたちは大きなパワーを手に入れて、マイティ・パウジョンアップ。そして登場するマッドサイエンティスト、ヴィクトリアによって隕石の力が操られていく。なんとライバール市長も巨大化して街で大暴れ!? マイティパワーでアドベンチャー・シティを救うことができるのか!?
ポスタービジュアルは、可憐にスーツをまとい、無敵になったパウ・パトロール達が大集合。後ろには、日本語吹替キャストで仲間由紀恵さんが演じる、マッドサイエンティストのヴィクトリアが不敵な笑みを浮かべてピンク色の光を放っている姿が描かれている。