GACKT&二階堂ふみがW主演を務める、映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』(11月23日公開)の新キャスト、およびキャラクター動画が8日、公開された。

  • 映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』

    映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』

同作は『パタリロ!』などで知られる魔夜峰央が1982年に発表した作品で、2015年に復刊されたことをきっかけに、テレビ番組、SNS、インターネットなどメディアで多数取り上げられ、大反響を呼んだ。埼玉県民が東京都民からひどい迫害を受けている世界で、東京都知事の息子・壇ノ浦百美(二階堂)と、アメリカ帰りの謎の転校生・麻実麗(GACKT)の活躍を描く。

『キングダム 運命の炎』での熱演、そして昨年2022年からのフランスでの生活も大きな話題となっている杏(東京出身・フランス在住)が参戦することが明らかに。『デート~恋とはどんなものかしら~』以来、2回目8年ぶりの武内英樹監督とのタッグとなる。演じたのは滋賀の貴公子・桔梗 魁(ききょう かい)で、関東だけではなく、関西圏でも存在する通行手形制度を撤廃するため活動する滋賀解放戦線のリーダー。儚くも美しい容姿や立ち居振る舞いから“滋賀のオスカル”と呼ばれており、今作で杏は初めて男役に挑戦する。

また、片岡愛之助(大阪府堺市出身)が冷酷無慈悲な大阪府知事・嘉祥寺晃(かしょうじ あきら)役を演じる。嘉祥寺は、通行手形制度と謎の施設・甲子園を用いて関西圏を牛耳り、日本全土の大阪化を狙っている。そのド派手な衣裳や不遜な言動、大阪・京都・神戸以外の関西圏の県人たちをぞんざいに扱う姿は、まさに関西のラスボスとなっている。

今回、麗、百美、桔梗、嘉祥寺4人のキャラクター映像も解禁。映像では、「埼玉に海を作る!」と意気込む麗たちと、関西での新たな出会いを紹介する。「儚くも美しい滋賀の貴公子」というテロップが映し出され、紫色の髪の毛に気品あふれる出で立ちの桔梗が、「滋賀のオスカルと呼ぶものもいる」と、どこか儚げにつぶやいたかと思うと、次の場面では麗と顔を寄せ合い「我々を邪魔するものは誰もいない」と、ただならぬ雰囲気を醸し出している。「琵琶湖の水を止める」宣言をした麗とどんな絡みを見せるのか、気になる映像となっている。

続いて「冷酷無慈悲な大阪府知事」のテロップが映し出されると、ド派手なメイクに奇抜な衣裳を身にまとった嘉祥寺が「産地偽装やな。甲子園に放り込んどけ!」と怒号を飛ばし、高笑いする姿が。“日本全土を大阪化”しようとする嘉祥寺の恐ろしさがうかがえる。

そんな新キャラクターたちと火花を散らす麗と百美は、埼玉に海を作るため関西の地へと突き進む。だがそこでは、麗がたこ焼きを無理やり食べさせられ、生徒会室でたこ焼きをむさぼる百美の姿も収められている。さらにキャラクターポスターも公開され、公式TikTok開設も決定した。

杏 コメント

大ヒット作品続編への出演、しかも武内監督と再びご一緒できてとても嬉しいです。宿命を背負う “滋賀のオスカル”として、私は東京出身ではありますが、心は琵琶湖にささげるつもりで演じました。滋賀県の皆様、寛大な心で是非、よろしくお願いします!
演じた桔梗魁は初めての男性役。耽美な雰囲気や麗との怪しげな距離感などは演じていてとても楽しかったです。
『翔んで埼玉』と言えば独特な世界観。大阪の街並みのセットやGACKTさんと愛之助さんが並んだところは画力が強すぎて、一気に作品の中に引き込まれていきました。こんなに豪華なのに、起きていることはかなりバカバカしい。現場では何度も「これは何なんだ!」「どうかしている(褒め言葉)」と繰り返しながら撮影していました。今回は関西が中心に描かれていますが、もちろん麗と百美の関東も登場します。これは日本中を揺るがす問題作になるのではないでしょうか。ぜひお楽しみいただきたいです。

片岡愛之助 コメント

生粋の大阪人なので、“大阪府知事”の役をいただいて大変恐縮でございます。本来は府民をより良い方向へと率いていく大阪府知事のはずなんですけど、嘉祥寺はガラの方があまりよろしくなくて(笑)。台本を読んだときは嘉祥寺の不遜な発言にドキドキしていたんですが、いざ衣裳に袖を通し、テストをしてみるとなかなかに濃いキャラクターが出来上がったような気がしております。滋賀・和歌山・奈良の皆さまを盛大にディスらせていただきました。

(C)2023 映画「翔んで埼玉」製作委員会