お笑いコンビ・アンタッチャブル(山崎弘也、柴田英嗣)がMCを務める、カンテレ・フジテレビ系バラエティ番組『ひらけ! パンドラの箱 アンタッチャブるTV』(毎週火曜21:00~)がきょう8日に放送される。

  • アンタッチャブル=カンテレ提供

今回は、「すごくおいしいご飯屋さんなんですけど、出会った事のないジャンルのアニキがいまして……」と証言する関西テレビの営業マンの紹介で、“いちげんさんお断り”のお店、東京都品川区・「好好(ハオハオ)」へ。食べログの評価は星3.77と極めて高いが、一方でレビューは、「Tシャツ購入でしか食せない伝説メニューがある」「完全会員制で5カ月待ちのアニキの店」「色んな意味で神の店」「半開きシャッターのマジカル中華」などと、混迷が極まっている。自動ドアが開かず、柴田が困っていると「手動だよバカ!」と怒号が。おびえながら入店する2人だが、店主は「オマエらか!(笑)。誰が来るか知らなかったけど、まぁ座れよ」と温かく迎え入れる。しかし山崎が「アニキどこに座れば……?」と尋ねると、「適当にだよバカ!」と一喝。「熱い料理は俺が運ぶが、後は自分達で運んで。おしぼりは後ろ、皿はこっち! 一発目はスープ来るからさ。箸はこっちね!」メニューもなく、まだ何も頼んでいないにもかかわらず、ガンガンまくしたてるアニキ。すっかりビビりまくる2人だが、提供された“極み海鮮スープ”をひと口飲むと表情が一変する。

続いては「接客態度がひどく出禁にされた」「価格設定が異常で頭と胃袋がパニック!」「店長が気まぐれで自由すぎる」とレビューに書かれた、東京都新宿区にある「定食酒場食堂」へ。ちなみに食べログでは星3.28となっている。真偽を確認すべくアンタッチャブルが店に入ると、壁にはメニューが書かれた貼り紙がズラリ。柴田が「すみません! 注文いいですか?」と、姿の見えない店主に声を掛けると、厨房から「は~い」と小さな返事が。重ねて山崎が「すみませ~ん!」と声を張り上げた瞬間、「うるさいっ!」と店主が急に激怒し、一気に空気が張り詰める。「1回で聞こえる」と、ムッとしながら歩いてくる店主に、完全にのまれる柴田。「あっ、すいません……。注文させていただ……きたいんですけど、オススメは……?」と聞くが、店主はボソッと、「オススメはないですね」。柴田が精一杯の笑顔で「あっ! 全部美味しいってことですね?」と返すも、「それは分からないですけど。そういう店じゃないんで」と言葉は少ない。さらに貼り紙をよく見ると「当店は、お腹いっぱいにならないと帰れません」「ルールその一:残すな! ルールその二:ルールその一を守れ!」など、とにかくたくさん食べて何があっても残すなという店側の明確なメッセージが強調されていた。結局、一番多く頼まれるという「名物定食」を頼んだ2人。288円という都心とは思えない超格安ぶりに驚くが、さらに驚いたのはその定食の中身だった。「それをまた食べようと思ったら1200日後に来なさい」。そう静かに告げた店主。彼の意外すぎる過去、そして謎だらけの店に込められた信念が明かされる。