月刊総務は8月4日、「社員の学び(リスキリング)」に関する調査結果を発表した。調査は6月13~24日、『月刊総務』読者、「月刊総務オンライン」メルマガ登録者ほか103件を対象にインターネットで行われた。

調査結果は以下の通り。まず「年次が上がるにつれて、学びの機会が減っていると思いますか」と聞くと、「とても思う」「やや思う」が合わせて74.8%だった。

  • 年次が上がるにつれて、学びの機会が減っていると思いますか

そして「あなたの企業では『リスキリング』に取り組んでいますか」と尋ねると、「とても取り組んでいる」「やや取り組んでいる」が合わせて35.9%という結果だった。

  • あなたの企業では「リスキリング」に取り組んでいますか

次に「『リスキリング』の必要性を感じていますか」と聞いてみると、「とても必要」(53.4%)、「やや必要」(42.7%)、「あまり必要でない」(3.9%)となっている。

  • 「リスキリング」の必要性を感じていますか

そして「どの年齢層のリスキリングが特に必要だと思いますか」と聞いたところ、「40代」(84.5%)、「50代」(67.0%)、「30代」(54.4%)と続いている。

  • どの年齢層のリスキリングが特に必要だと思いますか

さらに「どんなスキルを身に付けさせたいか」と尋ねたところ、「ITツールの活用(slackやzoom、営業管理ツール、基幹システムなど)」(59.6%)、「組織・チームマネジメント」(56.6%)、「企画力・構築力」(52.5%)が上位を占めた。

  • どんなスキルを身に付けさせたいか

なお「リスキリングの一人当たりの年間予算」を聞くと、「1万円未満」「1万円以上~3万円未満」が合わせて81.0%となり、昨年7月の調査時と比較して「一人あたりの年間予算が下がっている」ことがわかった。

  • リスキリングの一人当たりの年間予算