俳優の木戸大聖がこのほど、フジテレビのドラマ『僕たちの校内放送』(毎週火曜24:25~ ※関東ローカル)の取材に応じ、実際のラジオ番組を参考に撮影に臨んでいることを明かした。
引っ込み思案で目立たない存在の放送部員・今野浩哉(木戸)が、ひょんなことから仲間となる同級生たちとラジオを意識した番組で校内放送を盛り上げていく青春群像劇の同ドラマ。今作が連ドラ初主演の木戸は「自分が役者に興味を持ったのがドラマで、いつかはドラマの主演をやりたいとずっと思っていたので、お話を頂いたときはすごくうれしい気持ちで、撮影が始まる日が近づいてくるとどんどん責任感を感じるようになりました」と振り返る。
浩哉とともに昼の校内放送を担当する健太役の前田旺志郎については、「現場に入る前の読み合わせの段階から話の波長が合うというか、すぐに大丈夫だなという安心感がありました。会う前は、積極的にコミュニケーションとっていこうと思っていたんですけど、その必要もなくいい流れのまま現場に入れたので、旺志郎くん助けられている部分もあります」と、役柄同様のコンビネーションを発揮しているそうだ。
いわゆる“ぼっち”の役柄を演じるのは、今回が初めて。自身の高校時代は、「基本的には部活に励んだ3年間でした。部活でもキャプテンをやらせてもらって、そういう意味では浩哉とはちょっと離れている生活だったかなと思います」という。
それでも、「自分との共通点を探していったときに、やっぱり人見知りというのがありました。小学生の頃は、輪に入れないとか、初対面の人にどう声をかけたらいいのかとかがあって、このお仕事をさせてもらうようになってからなくなってきたんですけど、輪に入れないモヤモヤ感というのは、もしかしらた今回の役を演じるのに生かせるのかなと思います」と捉えているそうだ。
今作をきっかけにラジオを聴くようになったそうで、一例として挙げたのは、『バナナマンのバナナムーンGOLD』(TBSラジオ)。「今回の浩哉と健太のラジオに近いのはどなただろうと考えたときに、健太は陽キャラでテンポよくツッコんでくれたりするとなったときに、バナナマンさんの感じが僕の中でフィットする部分があったので、よく聴かせてもらっています」と参考にしている。
撮影の合間には、自然とラジオ風のトークを繰り広げたことも。「スタッフさんがオフショットを撮るというので、ブース内に3人(木戸、前田、中田青渚)で入っていたんですけど、旺志郎が勝手に『さぁ始まりました~』みたいな感じで切り出して、『ゲストは俳優の中田青渚さんです~』って話してる内容がラジオになって。それがずっと話していられるんじゃないかなと思うくらいノリノリにやっていたので、そんな楽しい待ち時間を過ごしています」と、撮影現場の雰囲気を明かしてくれた。
そして、今作の見どころについて、「浩哉を中心に、健太や瑞輝(中田)といった登場人物がそれぞれが悩みを抱えていて、出会ってからラジオを通して成長していく青春ドラマなのかなと思っています。ラジオを題材に放送部を舞台にした新しい青春ドラマだと思います」と話している。
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