岡本玲＆長妻怜央、胸キュンシーン命名は「あぶかた」「枕固め」 新たなドラマの展望も!?

俳優の岡本玲と、7ORDERの長妻怜央がW主演を務める、TOKYO MX(東京エリア・地上波9ch)の新ドラマ『その結婚、正気ですか?』(8月7日スタート 毎週月曜22:00〜)が放送される。アキラ氏による同名コミックを実写化した同作は、過去の出来事がきっかけで恋愛に憶病になっている“ワケあり物件”の篠原奏音(岡本)と、奏音に突然プロポーズした、年下イケメン社長・城咲真(長妻)の新婚生活と恋の様子を描くラブストーリーだ。

今回は、W主演を務める岡本と長妻にインタビュー。主演作品についての周囲の反応や、胸キュンシーンのキャッチコピー、さらには長妻プロデュースドラマでの再共演の可能性についても話を聞いた。

• 左から長妻怜央、岡本玲　撮影:宮田浩史

■母からは「すごいね」と…

――今回演じる役について、それぞれ教えてください。

岡本:33歳アラサーで、夜な夜な晩酌するのが大好きなズボラ女子で、まさか自分が結婚できるなんてって思っていたら、あるとき電撃プロポーズに巻き込まれて、契約婚を経験する篠原奏音を演じています。

長妻:僕の演じる城咲真は、見た目通りのイケメン社長という……(笑)

岡本:よっ、イケメン!

長妻:オフィスが似合うような役をやらせていただきました。普段はそういうことをしないし、実は女性と接した経験も少ないんだけど、かっこつけて時にはお姫様抱っこをしてみたり、「この人」と決めたからにはしっかりアプローチして、奏音さんを困らせていきます。

――オファーを受けた時の心境はいかがでしたか?

岡本:ラブコメと言いますか、コメディをやってみたいという思いはずっと昔からありまして、今回まさか自分が実年齢に近い役でやることになるとは、と驚きました。あまり作りすぎず、等身大のズボラな部分も見せながら、でもキュンとするところはラブコメらしくと思って演じました。

長妻:ドラマ自体は人生で3回目なんですけど、経験が少ない中でW主演という形なので、岡本さんに身を委ねました。僕は主演という感じではなくて、困らせる弟みたいな感じでやらせていただきました。重圧や不安はありましたけど、実際に現場に入ってみたら、岡本さんに引っ張っていただいて、もう、ありがとうございました!

――お二人ともドラマ初主演ということで、周りの反響はいかがでしたか?

長妻:お母さんには「すごいね」と言われました! あと「結果残すんだよ、ここで結果を残さなかったら終わりだよ!」と言われて、「大丈夫だよママ! 僕に任せてよ!」と……。

岡本:(長妻のボケを流して)私は連続ドラマとして初主演だったんですが、実は「今までやってないなんて、意外だね」という反応が多かったんです。だからこそ、自分としても「いい作品を作れて当たり前」と思われてしまうかもしれないと、いい意味でのプレッシャーがありました。やっぱり芸歴が長くて……20年経ったので。

長妻:20年! いや、でもそれを感じましたよ。 経験値がえべ～!(やばい)と思いました。撮影中に助けていただいたこともいっぱいあります。感動しました。

――長妻さんは、7ORDERのメンバーからの反応もありましたか?

長妻:撮影が終わってから会った時に、改めて「すごいね」と言われてうれしかったです。「すごいね!」「頑張ってね!」って。ただその時は、「もう撮影終わってんねん!」とは思いました(笑)

――こういうラブコメ作品だと、いろんな胸キュンシーンに必殺技みたいな名前がついていたりもするのですが、印象に残ってる「キュン」シーンはありますか?

岡本:これは、MXさん的にも何かつけないといけないんじゃないですか!?

長妻:でも、ありすぎて無理じゃないですか!? 今までの王道は全部入ってる。

岡本:たとえば、道路で「危ない!」と言って肩を持って守ってくれる……。

長妻:“あぶかた”ね!

岡本:あぶかた(笑) あと壁ドン、腕グイとか、王道はそろえてます!

長妻:あとは、朝腕枕! 腕枕寝!? 腕枕起!? ……ちょっと柔道の技みたいな感じですね(笑)。枕固め!

――名前がいかついですね! 一番キュンとしたのはどのシーンでしょうか?

岡本:私はもう“あぶかた”です。

長妻:(笑)

岡本:でも“あぶかた”の後こそが大事で、奏音が「もういいです」というまで、城咲社長が離してくれないところがいいんじゃないかと思います。

長妻:僕は“枕固め”にキュンとします。撮影の時も、照明やカメラを確認するから、けっこう長い時間“枕固め”をするんですけど、それも何とも言えない時間で照れました。

――すいません、“枕固め”って結局なんなんでしょうか!? ラブシーン的なことでしょうか…?

長妻:“枕固め”は、予告映像の最後にある、後ろからの“あすなろハグ”の後に来ます! 楽しみにしててください!

岡本:キュンキュンさせるシーンをたくさん紡いでいくんですけど、実はこの2人、ずっとじれったいんですよね。

長妻:そうだよ!(大声)

岡本:ずっとじらしていくんです。それを楽しんでいただけたら。

長妻:じらじらですからね。

岡本:ピュアボーイ城咲社長!

長妻:それはもう、長妻の素もありますね。ピュアボーイ長妻が見え隠れしているという感じです。

――ドラマの中では和田雅成さん演じる小美濃匡史との三角関係もあるのか気になるところなんですが、そこはいかがでしょうか?

長妻:私はもう、絶対に2人にさせないですから。

岡本:撮影中もなぜか長妻さんがずっといるのが面白かったです。私と和田さんと2人のシーンの時にいるんです。

長妻:奏音さんが元カレの小美濃さんと話すシーンは、僕は基本こう(腕組み)で、「大丈夫か?」と監視していました。

岡本:和田さんはとにかく面白いし、優しいし、頭の回転が速いし、ツッコミが速い!

長妻:僕はボケる前にツッコまれました。「うわッ!? ボケが封じられた!?」って。

――城咲の秘書の高瀬春人を演じる押田岳さんとはいかがでしたか?

長妻:僕は、奏音さんとも高瀬さんとも一緒のシーンがあって、2人があんまり話してなかったから、ちゃんとムードをメイキングしていい空間を作ろうと思って、めっちゃ気を遣って話してたんですけど、実は10年来の知り合いだったらしいんですよ!

岡本: 彼がデビューした頃から知っていたので、長妻さんが橋渡しみたいな会話をしてくださったんですけど、「いや、大丈夫だよ」と。

長妻:びっくりして「知ってんのかい!?」「なんだよ!?」となりました。僕は気を遣ってたのに!(笑)

■今後再共演の可能性も!?

――長妻さんは、以前野望として「バビ語(※言葉の間にバビブベボを挟んで話すこと)のドラマを作りたい」という話もされていたと思います。

長妻:そぼうぶでべすぶねべ(そうですね)。いびまばめべっぶちびゃばはばやばくぶちびでべすぶけべどぼ、こぼれべをぼみびんぶなばにびきびいびてべもぼらばっぶてべ、どぼらばまばをぼつぶくぶっぶてべいびけべたばらばとぼおぼもぼっぶてべまばすぶよぼねべ(今めっちゃ早口ですけど、これをみんなに聞いてもらってドラマを作っていけたらと思ってますよね)。

岡本:……うん、何もわからないんですけど(笑)

長妻:僕はドラマの撮影中にもバビ語で話してて、岡本さんの前でメンバーの諸星(翔希)と電話で話したんですよ。

岡本:バビ語が通じるということを信じていなくて、目の前で電話のやりとりを聞かせていただきました。通じてました……。

――岡本さんは、バビ語への意欲はどうですか?

岡本:ないですね。

長妻:でも簡単なリスニングはできると思います! あばりびがばとぼうぶ。

岡本:ありがとう?

長妻:こぼんぶにびちびはば。

岡本:こんにちは?

長妻:才能を感じます! さばいびのぼうぶをぼかばんぶじびまばすぶ!

岡本:本当に、長妻さんは撮影現場でバビ語を広めてました。

長妻:ちょっとずつ広めて、いい感じに作品を作れるぐらいの人数にしていきたいと思います。

岡本:どんな話やねん。

――もしかしたら、長妻さんプロデュースのバビ語ドラマで再共演という可能性もあるんでしょうか?

岡本:私、練習しなきゃいけないんですか!?(笑)

長妻:でも、やる方ですから。

岡本:いい条件であれば……条件次第です(笑)

――今回、エンディング主題歌「シンデレラストーリー」(8月7日配信リリース)を長妻さんが手がけられたとのことで、最後にそのお話もぜひ伺えれば。

長妻:僕は逆に、どう思われたのか聞きたいです。

岡本:主演の方がエンディング主題歌を作詞作曲で作られることはあまり多くないと思うので、感動しました。めちゃめちゃいい曲で、次の週が楽しみになるような、わくわくするような、ちょっとセクシーな曲です。

長妻:ドラマをメインとして考えたんですけど、直接的な表現はしないようにしたんです。あくまでもドラマの主題歌で、でも「ちょっと自分にも思い当たる節があるな」みたいな、視聴者の方との距離感みたいなことも考えつつだったので難しかったです。結果、1番の歌詞はドラマ撮影前に作って、2番はドラマ撮影中に作ったら、それがいい対比になったんじゃないかと思いました。でも僕だけじゃなくてホーンセクションやコーラス、いろんな方の知恵が集まってできた曲になっているので、みんなで作り上げたものなんだと完成して改めて実感できました。それがテレビで放送されてどういう感じになるのかすごく楽しみですね。