江戸川区は11月3日、「魔法の文学館」(江戸川区角野栄子児童文学館)を東京都江戸川区の「なぎさ公園」内に開館する。
「魔法の文学館」は、『魔女の宅急便』の作者として知られる、江戸川区ゆかりの児童文学作家・角野栄子さんの想像力あふれる夢いっぱいな物語の世界観と、児童文学のすばらしさを発信する施設。
隈研吾氏が設計した純白の建物の中には、アートディレクターのくぼしまりお氏がデザイン監修した「いちご色」の世界が広がり、栄子さんが自ら選んだ児童書約1万冊が揃えられている。「魔法の文学館」は、子ども達自身が自由に本を選び、手に取って本に親しむことで、夢のふくらむ豊かな創造力をはぐくむことができる場を創り出していくことを目的としている。
角野栄子さんは、「本は目に見えない不思議な力を持っています。読む人の心に寄り添い、一生涯励まし続ける、魔法の力です。この文学館を訪れた皆さんが、自分だけの魔法を見つけて、家に持って帰ってくれたら、こんなにうれしいことはありません」とメッセージを寄せている。