お笑いコンビ・130Rが、13日に放送されるカンテレのバラエティ番組『マルコポロリ!』(毎週日曜13:59〜※関西ローカル)に出演する。

  • 左から中島めぐみアナウンサー、月亭八光、月亭方正、130R(板尾創路、ほんこん)、メッセンジャーあいはら、東野幸治、シャンプーハット(恋さん、てつじ)=カンテレ提供

8月13日の放送で800回を迎える同番組。スペシャル企画として「還暦おめでとう! 130R徹底解剖SP」と題し、ともに還暦を迎えた板尾創路、そして当番組のレギュラーメンバー・ほんこんが、貴重なツーショットでスタジオに登場。2人はどのようにしてコンビを結成し、そしてなぜ共演しなくなったのか。130Rのこれまでの歴史と知られざる真実を爆笑トークで深掘りしていく。

130Rが並んで座っている姿を見てうれしそうな東野。「130Rにスポットが当たるのは久しぶりですか?」と問われた2人は「覚えてないな……」と返答。さらに「板尾さん、ほんこんさんとの共演はNGじゃないんですね?」と聞かれ、「(共演)NGやったらここにおらへん(笑)。800回記念やろ? 800回やったらもっとすごい人を東京から呼んだ方がいいんちゃう?」と言う板尾。「お二人とも還暦じゃないですか? おめでとうございます!」と出演者全員でお祝いすると、「大丈夫? 視聴者置いてきぼりにされてない?」と視聴者に受け入れられるか不安な表情の板尾だが、大盛り上がりのうちに番組がスタート。

1985年、大阪NSCに4期生として入学した板尾とほんこん。当初はどちらも別の相方と活動していたがすぐに解散、1987年に130Rを結成する。最初に声をかけたのは板尾? 当時の2人はお互いをどう見ていたのか、36年前の結成秘話が明かされる。さらに『ダウンタウンのごっつええ感じ』のいまだから話せる収録舞台裏など、若き日のマル秘エピソードを大放出する。

順調なコンビ活動を続けてきた130Rだが、1997年『ダウンタウンのごっつええ感じ』の終了を機に2人の関係に異変が。ほんこんいわく、このころから「コンビ間の距離は離れていった」という。仲の良かった2人がささいなことでケンカするようになり、俳優としても評価されるようになった板尾がドラマや映画の仕事で多忙になる一方、休みが増えていき1人モヤモヤを抱えていたほんこん。そんなほんこんに2001年ショックを与える出来事が。「板尾の胸のうちがわからない!?」――ほんこんの憂鬱の原因が明らかになる。

60歳の節目を迎えたいま、コンビでの活動がほとんどない130Rは、お互いをどう見ているのか。近年の“ほえるほんこん”に板尾が思うことや、板尾が出演しているドラマを「見られない」というほんこんの知られざる心境を明かす。さらに最近、あることをきっかけに再燃したという板尾への熱すぎる思いをほんこんが激白。相方の決死の“ラブコール”に板尾はどんな反応を見せるのか。

■東野幸治 コメント

――800回を迎えられた感想をお聞かせください。

800回と言う感じも全くしないですね。あっという間です。

――番組を続けられた秘訣は?

スタッフさんが頑張ってくれているからだと思います。僕ら演者はその日の企画と台本の感じをなんとなく理解した上で、楽しくやるだけです! “お笑いワイドショー”ってタイトルについているんですけど、番組を始めた時(2006年)はSNSとかがあまり普及していない時代で、(自分は)東京に住んでいて、大阪のワイドショーって人の悪口ばっかり言うじゃないですか?(笑)人の悪口ばっかり言ってたんですよ!「誰々が、あんなこと言ったらしい」「めちゃくちゃ言うな!」って話をしていて、それはさすがにちょっとあかんなと、自分は東京のタレントだから(笑)。ちゃんと取材というか、インタビューをする。なおかつ“ポロリバス”のコーナーもあって、東京の俳優さんとか番宣で来られた方と絡むと、違う現場で会うときに話しやすかったりする。悪口がメイン(の番組)じゃないっていう感じで番組が始まったんですけど、それが1年・2年と何とか続いて、ある時にふと気づいたのが、僕がすごい芸能人の悪口を言ってたんです!「えっ!? これが“カンテレマジック”なのか!?」と思いました(笑)。まぁそれはそれでいろんなゲストの方を呼んでいたんですけど、コロナ禍になってからは、東京からのゲストが大阪に来られなくて、リモートとかをしているうちに、その当時のスタッフの方が、お笑い芸人に特化した企画にしていただいたので、それに乗っかっているだけ。本当にスタッフの皆さんに感謝です!

――今後、やりたい企画とか、ゲストに呼びたい方はいらっしゃいます?

ずっと受け身で800回まで来て、急に僕が陣頭指揮をとって「あれやろう! これやろう!」っていうのは、ちょっと虫がよすぎる。「急にアイツなんやねん!?」みたいな悪口を言われるので(笑)。スタンスは変わらず「あっ、今日はコレするんですか?」みたいな感じで、一生懸命日々精進していていくだけです! 急に変わったらダメだと思うんですよ(笑)。

――視聴者の方に、番組の見どころやメッセージをお願いします。

いつも『マルコポロリ』をご覧いただきありがとうございます。日曜のお昼になんかくだらないことを一生懸命みんなでやっている番組です。もし時間やタイミングがあえば見てほしいですし、見逃してもTVerとかで見られるので、笑って元気になっていただけたら、自分たち演者はうれしいので、ぜひ見てください!