フリーアナウンサーの古舘伊知郎が2日、YouTubeチャンネル『笑う小沢と怒れる仁志/小沢仁志』に出演。動画「【名実況】古舘伊知郎の本音爆発『安住紳一郎のすごさ』と『お笑い技術がハンパないアナ』さらに、アントニオ猪木を動かした、名実況の裏側とは!?」内で、自身が“すごい”と思う後輩アナウンサーを明かした。
今回、小沢仁志のYouTubeチャンネルにゲスト出演した古舘。その中で、チャンネルスタッフから「今のアナウンサーですごいと思う後輩は?」と質問され、古舘が名前を挙げたのがTBSの安住紳一郎アナウンサーと、元CBCの石井亮次だった。
古舘は「圧倒的に自分のやってきた世代とか、自分のキャラと違って、今様でスマートなんですよ」と前置きした上で、まず石井について「吉本の芸人になりたいというのが出自なのでお笑いがうまい。それでいてきっちりニュースも読めて、きっちり司会進行ができる」と絶賛。
さらに「見てる人はお笑いがとっても上手いという印象は持たない。スキッとした優男で、マイルドで今的でいい感じって、13歳から49歳のファミリーコア層を総取りできるような資質を持ってるんですよ」と評した。
一方、安住アナについては「僕はどこか七五調で、どれだけアップテンポでF1やプロレスの実況をしていても、基本七五調なんですよ。演歌のショーの座付き司会や、綾小路きみまろさんの司会の七五調なんですよ」と自身を引き合いに出しつつ、「安住くんは演歌じゃなくポップスに変えて、どうでもいいことをきっちり粒立てて強調して、真剣に訴えないといけないところをわざと流す」と分析。
続けて「そうすると、テレビを見てる人は『安住さんなんて言ったの?』って耳をそばだてて自主的な視聴者にさせる。これがうまい」と解説し、その卓越した技術に舌を巻いていた。