小学館は小学校低学年女児向け雑誌『ぷっちぐみ』、少女まんが誌20年以上連続部数No.1『ちゃお』の読者とその家族を対象にした読者アンケートを両誌創刊以来、定期実施している。今回は、女子小学生たちの各SNSの使用頻度やYouTubeに関するアンケートから、リアルなJSデジタルトレンドを調査した。

高学年JS、500人に聞いた!「好きなYouTubeチャンネル」ランキング第一位は個性豊かな12人のメンバーが魅力の実況YouTubeグループ『カラフルピーチ(からぴち)』。続いて『ヒカキン』、『ちろぴの』、『すとぷり』とゲーム実況をするYouTuber(グループ)への人気が集中している。

低学年JS、500人の「好きなYouTubeチャンネル」第一位は、同世代が活躍する『HIMAWARIちゃんねる』。べスト5には『HikakinTV』や『カラフルピーチ』がランクインしており、学年問わず、好きなYouTuberとチャンネルは連動している模様。

今年の「YouTube」に関するアンケートでは、ゲーム実況を含むチャンネルやチャンネルを運用するYouTuberに人気が集中している。

昨年の同時期に実施したアンケートでも、低学年JSのなかでは『HIMAWARIちゃんねる』や『Kan & Aki's CHANNELかんあきチャンネル』などの同世代が登場するコンテンツは人気だったが、今回のアンケートで『カラフルピーチ』は初めてランキング上位に登場。メンバーそれぞれの個性だけでなく、グループとしての団結力や仲の良い雰囲気が、この1年間でイマドキJSの心を強く掴んだのではないだろうか。

高学年JSを対象に実施した、各SNSの使用頻度に関するアンケートによると、約7割のJSが「よく見ているSNS」は「YouTube」。

特に各SNSのなかでも「YouTube」を「ほぼ毎日見る」と回答した子が約5割。その他のSNSの使用頻度と比較しても、「YouTube」はコンテンツ人気も視聴頻度も高くなっており、昨年と変わらず動画コンテンツへ人気が集中している。

いつもよく見ているSNSアカウントを教えてね(2つまで)」という質問に対して、7割以上のJSが「YouTube」と回答。一方で、「自分のアカウントを持っているSNSを教えてね(2つまで)」という質問へは「ない」が9割以上という結果にとなっており、保護者の方のアカウントからSNSコンテンツを楽しんでいる模様。人気の「YouTube」や「TikTok」の自身のアカウントを持っている子は、それぞれ5%程度にとどまっている。

「よく見ている」SNSのトップは「YouTube」だったが、実際の使用頻度について聞いてみると、「ほぼ毎日見る」と回答しているJSが5割となっており、イマドキJSの毎日に欠かせないものになっているよう。

しかし、その他のSNSについては「見たことはない」と回答しているJSの割合のが圧倒的に高くなっており、「Twitter」や「Instagram」などは「見たことはない」・「ほぼ見ない」を合わせると約8割の子は現時点での接点が少ないようで、「YouTube」の人気が顕著となった。