iPhoneをはじめワイヤレス充電に対応するスマートフォンがすっかり普及し、ワイヤレス充電器もデザインにこだわったものや高出力を目指したものなど各社から様々な製品が発売されています。
2023年6月にマクセルから発売された「Air Voltage WP-PD22」は、他のワイヤレス充電器にあまり見られない薄型の本体が特徴。サンプルを入手したので、実際の製品の様子をご紹介します。
最大10Wの出力に対応した薄型ワイヤレス充電器をチェック
今回紹介する「Air Voltage WP-PD22」はマクセルから発売されているQi充電対応のワイヤレス充電器。最大10Wの急速ワイヤレス充電に対応しながら、薄さ9mm・重量45gと薄型軽量なことが特徴で、シンプルなデザインから置き場所を選ばずに使えるのが魅力となっています。
付属品は「Air Voltage WP-PD22」本体のほかに、給電用のUSB Type-Cケーブルとマニュアル、滑り止めシートが同梱されています。
出力 | 最大10W |
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入力 | 最低5V/2A。5W以上の出力で使いたい場合は9V/2A(Quick Charge 2.0以上) |
入力端子 | USB Type-C |
使用温度 | 0~35℃ |
外形寸法 | 幅72mm × 長さ92mm × 厚さ9mm |
本体重量 | 約45g(ケーブルを除く) |
製品仕様は上の表のとおり。やはりこのサイズ・重量で最大10W(iPhoneを充電する場合は最大7.5W)の出力に対応しているのは魅力的でしょう。
充電器はUSB Type-Cケーブルで電源と接続して使う形。ケーブルは付属していますがUSB充電器は付属していないため、別途Quick Charge 2.0以上に対応した製品を用意する必要があることに注意しておきましょう。
薄さ9mmという仕様の通り、充電器は指でつまめてしまうほど薄い仕上がり。本体重量の軽さと相まって使うたびに設置位置からズレてしまいそうに見えますが、底面の滑り止めがしっかりしているため思っていたほど充電器がズレることはありませんでした。
どこにでも設置できてちゃんと充電できるのが魅力!
実際に筆者の所有するiPhone 14 Proを充電してみました。先に触れた通り出力は最大10W、iPhoneの場合は最大7.5Wとなっていますが、特に大きな問題もなく充電できました。
充電器の表面には特に加工が施されていないため、載せたデバイスがズレやすくなっていることが少し気になりましたが、付属の滑り止めシートを充電器の中央付近に貼り付ければ問題も解消しました。比較的滑りにくいレザー素材のケースでも滑りを感じたので、滑り止めは必要と思っておいた方が良さそうです。
しばらく使ってみましたが、必要十分な出力を備えていながらどこにでも設置できる薄さ・サイズが魅力的な「Air Voltage WP-PD22」は、ワイヤレス充電器の中でも比較的存在感を示している一品だと感じました。
テーブルの上などに置いても存在感を良い意味で感じにくい仕上がりになっているため、作業スペースの一角にコンパクトな充電環境を構築したい人にピッタリの製品かもしれません。