青森県七戸町のごみ処理場にて今年4月、約1,100万円の現金が発見されるという出来事があった。ごみ処理場を管理する組合が警察に届けたのだが、その後も持ち主は現れず、ついに現金は組合の所有となったとのこと。これがネットで「自称落とし主が現れちゃうゼ!」「あ、私のかも」などと話題をひろげている。

  • 青森県のごみ処理場で見つかった現金1,100万円、持ち主現れず - ネットは「自称落とし主」合戦を懸念?

    青森県のごみ処理場にて、現金約1,100万円が発見される。警察に届けるも、ついぞ持ち主は現れなかった

ことの発端は今年4月4日、七戸町にある中部上北最終処分場にて、粗大ごみの処理を行っていた作業員が現金100万円を発見したことから始まる。その後、4月12日に900万円、4月14日に99万円が見つかり、合計1,099万円が発見されたそうだ。これらの現金は、散らばっていたり、封筒に入っていたり様々な状態で見つかったのだとか。

見つかった現金はすぐさま警察に届けられたが、届け出から3カ月経過しても持ち主が現れることはなく、7月21日には施設を管理する中部上北広域事業組合の所有物となったことがわかった。同組合では今後、この現金の使い道を検討していくとしている。

また同組合は、今回の件を踏まえて、改めて「粗大ごみを捨てるときに引き出しなどの中身をよく確認してからごみを搬入してほしい」と呼びかけた。

ちなみにこの処分場では、2019年にも同様に現金459万円が発見されている。このときも、警察に届けたが持ち主は見つからなかったそうだ。

ネット上では「あ、私のかもしれない。関東住みですが。」「しまった、そういえばここに旅行に行ったときに誤って無くしちゃった可能性があったかも」「要らないお金があれば無料で引き取りますよ!連絡ください(笑)」「自称落とし主がたくさん現れちゃうゼ!」「恒例のように、いっぱい出てくるだろうな。『俺のお金だ!』と言う奴らが!」などと悪ノリする声が多く挙がっているほか、「届けたのがすごいって、毎回思う。財布が落ちてたなら届けるのが当たり前だと思うけど、捨てられた現金は見つけた人が使っていいと思うんだ」「タンス預金!お金はあるとこにはあるんですね」など奇妙な出来事への驚きを交えた声も寄せられている。