識学は8月3日、「職場の人間関係に関する調査」の結果を発表した。調査は6月29日、全国の従業員数10名以上の企業に勤める20歳~59歳の会社員300名を対象にインターネットで行われた。
「職場に友達は必要」は6割
まず、職場に友達が必要だと思うかを聞いたところ、59.7%が「必要だと思う」と回答。ただし、立場の違いで友達の必要性に大きな差が見られ、「一般社員」は55.7%だったのに対し、「管理職」は72.9%と高い割合に。職場に友達が必要な理由を聞くと、「仕事の相談ができるから」(69.8%)、「助け合えるから」(58.7%)、「仕事が楽しくなるから」(53.1%)が上位に。
「職場に友達がいる」は半数
また、「実際に職場に友達がいる」という人は50.3%。こちらも「一般社員」(46.1%)と「管理職」(64.3%)という立場の違いで差が見られた。
続いて、職場の人間関係において、どのような人が多いのかを教えてもらったところ、最も多かったのは「気軽に話ができる人がいる」で64.0%。次いで「苦手な人がいる」(51.3%)と「信頼できる人がいる」(51.0%)がほぼ同じ割合に。
どのような付き合い方をしているかを聞くと、「仕事とは関係ない話ができる」がダントツの62.7%。次いで「愚痴を聞いてくれる」(39.3%)、「仕事の悩みを聞いてくれる」(33.0%)、「プライベートのLINEを交換している」(31.7%)、「ランチに行く」(30.3%)が上位に。
「会社にひとりぼっちの社員がいる」は29%
また、「あなたの会社には、居場所がない・独りぼっちだなと感じる“さびしんぼ社員”はいますか?」と尋ねたところ、29.0%が「いる」と回答。さらに「自分が“さびしんぼ社員”だ」というは19.7%となり、合わせて48.7%が「職場に“さびしんぼ社員”がいる」ことがわかった。
次に、職場での人間関係の悩みについて聞いてみると、「上司とそりが合わない」(28.3%)、「仕事のフォローをしてくれない」(22.0%)、「(人間関係において、好き嫌いなどで)正統な評価をしてくれない」(21.3%)が上位に。
職場での人間関係をよくするために気を付けていることを聞くと、「挨拶をする」が最も高く72.0%、次いで「笑顔で接する」(41.7%)、「社内でのコミュニケーションの機会を増やす」(37.3%)と続いた。