ダンス&ボーカルグループのGENERATIONSが主演を務める映画『ミンナのウタ』(8月11日公開)のメイキング映像が4日、公開された。
同作は、大ヒット『呪怨』シリーズをはじめ近年では『犬鳴村』などの「村シリーズ」を手がけた、Jホラーの巨匠・清水崇監督の最新作。カセットテープから流れる“とあるメロディー”を聴いた人々が、次第に自らも口ずさむようになり、不可解な事件に巻き込まれていくサスペンスホラー映画だ。GENERATIONS(白濱亜嵐、片寄涼太、小森隼、佐野玲於、関口メンディー、中務裕太、数原龍友)が主演を務め、全員が本人役で出演。劇中ではライブを控えた彼らの活動の裏側や日常も描かれ、現実とフィクションが曖昧になった世界で”呪いのメロディー”の恐怖が襲いかかる。
きょう8月4日はGENERATIONSのリーダー・白濱亜嵐の30歳の誕生日ということで、白濱が自撮りカメラで映画撮影現場の裏側を紹介するメイキング映像が公開された。
実際のグループではもちろん、本作の役柄においてもストーリーを引っ張っていく存在の白濱。まだ寒さも残る今年の2月下旬に自らカメラを持ち、笑顔で「白濱亜嵐です。今日は高谷さなの家の外観を撮影をしております」と紹介する。その背後には関口メンディーが立ち「怖いなー怖いなー」と目をきょきょろさせながら怪談師のモノマネ。「四角怪談師」と名付けられたメンディーは、そのまま目をギョロつかせながら白濱の背中の陰に隠れていき、笑いを抑えきれない白濱と清水監督の掛け合いも映されている。
続いて白濱が車のドアを開けた中には、撮影待機している中務裕太が。突然カメラを向けられた中務は「何? 何??」と撮影前の集中が途切れた様子。白濱が「どんなシーンですか?」と質問すると、中務は「ここ(車の中)でおびえているだけです。セリフない芝居が一番難しい」とキメ顔で語る。白濱も「表情と、仕草で見せなきゃいけないですからね」と合いの手を入れ「休んでください」と切り上げようとした矢先、ドアの閉まり際に「これ事務所通してます?」と中務が真顔で問いただす。中務の言葉を無視して閉まっていくドアには、笑顔の白濱が映り込んでいた。
撮影は白濱・メンディー・中務が呪いのメロディーを奏でる謎の少女・さなの家を訪ねるシーンで、メンバーの中でも3人が一緒になる場面が多かったそう。中務は、撮影現場の中でも特にこの高谷家のシーンが1番怖かったと振り返り「言葉では表現できないけど、夢に出てくるような違和感を覚えました。すごい怖くて、(脚本を読んだときに)カットしてほしかった」と言うほどだが、撮影裏ではメンバー同士の仲のいい和やかな様子を見せている。
白濱はメンバーとの共演について「思ったより恥ずかしくなかった。はじめは照れがくると思っていたけど、ナチュラルにもできましたし、一緒に共演してみて、みんな普通に芝居できるなと作品を通して思いました」と自負。メンディーも、メンバーそれぞれが本人役として演じるにあたり、「いつも通り」「そのまんま」の彼ら自身を意識して演技に臨んだと語っており、笑いが絶えず、時にジョークが飛び交う清水組の撮影現場で、GENERATIONSたちのリラックスした姿が彼らの魅力をさらに引き出したようだ。
(C)2023「ミンナのウタ」製作委員会