学情は、20代の仕事観や働く意識をひも解く「転職理由」に関するアンケート結果を8月2日に発表した。調査は2023年7月3日〜16日の期間、20代の社会人561名を対象にインターネットで行われた。
はじめに、転職しようと思う理由を質問すると、社会人経験3年以上の「ヤングキャリア」の転職理由は、「給与・年収をアップさせたい」が54.2%で最多となった。次いで、「もっとやりがい・達成感のある仕事がしたい」(33.0%)、「残業を減らしたい、休日を確保したい」(29.7%)が続いた。
一方、社会人経験3年未満の「第二新卒」の転職理由は、「もっとやりがい・達成感のある仕事がしたい」(36.2%)が最多。次いで、「給与・年収をアップさせたい」(35.8%)、「残業を減らしたい、休日を確保したい」(26.8%)が続く結果に。
転職理由は、ヤングキャリアと第二新卒で大きな違いはないものの、ヤングキャリアはより「給与・年収アップ」を、第二新卒はより「仕事のやりがい・達成感」を重視していることが明らかになった。
続いて、転職において実現したいことを尋ねると、「ヤングキャリア」と「第二新卒」では異なる結果に。
ヤングキャリアが転職で実現したいことは、最多の59.9%が「給与・年収が上がること」と回答している。次いで、「希望する仕事に従事できること」(36.3%)、「プライベートな時間を確保できること」(34.4%)が続いた。
一方、第二新卒が転職で実現したいことは、「希望する仕事に従事すること」が44.5%で最多に。次いで、「給与・年収が上がること」が42.5%、「良好な人間関係を築けること」が36.2%と続いた。
卒業後3年以内の「既卒」が就職で実現したいことは、「希望する仕事に従事できること」が最も多く46.8%という結果に。次いで、「スキルを身につけて成長できること」(44.3%)、「良好な人間関係を築けること」(35.4%)が続く結果となった。