レクサスは7月27日、ラグジュアリークロスオーバーSUV「RX」のラインアップに2.5Lハイブリッドシステムを搭載した「RX350h」を新たに追加した。このタイミングでRXの一部改良も実施した。
レクサスは2019年に発表した電動化ビジョン「Lexus Electrified」に基づき、HEV、PHEVなどの電動車の普及を推進している。多様なユーザーや市場のニーズに寄り添いながら、カーボンニュートラル社会の実現を目指しており、今回は最量販モデルである「RX」のラインアップにHEVの新グレードを追加した。
「RX350h」は高効率な2.5L直列4気筒エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用。モーターとエンジンの組み合わせによる高いレスポンス、電池性能を向上させた駆動用電池、駆動力特性を見直したハイブリッドシステム制御をうまく使うことで、気持ちのいい走りと低燃費を高次元で実現している。
さらに「RX350h」では、2WD(FF)とAWDを設定。AWDシステムは「E-Four」(電気式AWDシステム)を採用し、発進時や雪道などの滑りやすい路面では後輪をモーターで駆動することにより安定した走行性能を実現する。また前後駆動力配分を100:0~20:80の間で緻密に制御することで、発進時の加速性能とドライバーの意図するすぐれた旋回安定性をもたらす。
メーカー希望小売価格は2WD(FF)が758万円、AWDが796万円。なお、北海道地区のみ価格が異なる。
一部改良では、「RX350」にもAdvanced Parkにリモート機能を追加(「RX350“version L"」に標準装備、「RX350“F SPORT"」はオプション設定)し、先進安全装備を充実させた。
また、インテリアイルミパッケージは、足元以外の減光制御を抑制し、アンビエントライトの改良を行った。ワイヤレス充電器は充電可能エリア拡大など充電機能を向上させた。