NTTドコモ/KDDI/ソフトバンクは8月3日、台風6号の被災者への支援措置の一環として、それぞれの自社公衆無線LANを無料開放することを発表した。いずれも、ネットワーク名「00000JAPAN」で利用できる。

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8月3日21時5分追記:記事初出時点ではKDDI/ソフトバンクについてのみ記載していましたが、その後NTTドコモからも同様の発表があったため、NTTドコモについての記載を追加しています。

NTTドコモは、沖縄県全域の「d Wi-Fi」設置エリアで順次「00000JAPAN」を開設するといしている。KDDIの発表は、同社と沖縄セルラー電話、ワイヤ・アンド・ワイヤレスの三社連名で、沖縄県全域に設置された「au Wi-Fi SPOT」を無料開放するというもの。ソフトバンクの発表内容も同様で、「ソフトバンクWi-Fiスポット」を沖縄県全域で順次無料開放するとしている。各社ともWebサイトで公衆無線LANスポットの設置場所についての情報を発信しているので参考にされたい。

「00000JAPAN」(ファイブゼロジャパン)は、大規模災害が発生した際の情報収集や安否確認のための連絡など支援するため、無料で開放される公衆無線LANサービスのネットワーク名。無線LANに関わる企業で構成される無線LANビジネス推進連絡会が主導してサービスを提供しており、通常は契約者のみが利用できる無線LANスポットを被災者に広く開放して利用できるものとなっている。

ユーザーは、スマートフォン/パソコン等の無線LAN接続先として「00000JAPAN」を選択すれば開放された無線LANスポットを利用できる。

なお、「00000JAPAN」は緊急時の利便性確保を優先し、通信の暗号化を行っていない。また、「00000JAPAN」を騙る悪意のある運営者による無線LANアクセスポイントが設置される危険も指摘されている。クレジットカード情報や個人情報などのやり取りを控えるなど、利用にあたっては十分注意されたい。