嵐の松本潤が主演を務める大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)の新キャスト8人が3日に発表され、松本若菜、森崎ウィン、原菜乃華、岐洲匠、木村多江、鳴海唯、村雨辰剛、なだぎ武の出演が明らかになった。

  • 松本若菜と森崎ウィン

美しさと才覚を兼ね備えた側室・阿茶局役に松本若菜、家康と於愛の間に生まれた2代将軍・徳川秀忠役に森崎ウィン、秀忠と正室・江の長女・千姫役に原菜乃華、家康と側室・お万の子である結城秀康役に岐洲匠、頑固で無口な石川数正を支えた糟糠の妻・鍋役に木村多江、忠勝の娘・稲役に鳴海唯、対外政策を任されたイギリス人航海士ウィリアム・アダムス役に村雨辰剛、江戸治水や町づくりを担うプロジェクトリーダー・伊奈忠次役になだぎ武が決定した。

森崎、原、岐洲、鳴海、村雨は大河ドラマ初出演となる。

新キャスト8人のコメントは以下の通り。

■松本若菜

私の印象としては、強くて家康に深い愛情を持っている女性です。
家康亡きあとも後継人を任されるほど、家康そして徳川家からの信頼が厚く才覚があるところにフォーカスが当たりがちですが、それだけではなく、家康を側室として支えた阿茶局の多彩な表情を深い想いで演じたいと思っています。

■森崎ウィン

当時の戦国武将の中でも秀忠は比較的柔らかくて、家臣からの信頼も厚い人だったのではないかと思います。しかし武将としては力強さに欠ける部分もあるのかなというイメージです。
今回途中から参加するということもあり、ストーリー的にだんだん空気が重くなっていると思うのですが、秀忠が登場することで一瞬ふっと雰囲気が明るくなればいいなと思います。
秀忠は僕と近いところがあるのかなと勝手に親近感が湧いているので、僕の中に秘めている明るさだったりを役を通して出していけたらいいなと思っております。

■原菜乃華

初めての時代劇で初めての大河ドラマでもあるので、とても楽しみでもあり、緊張もしています。
千姫は、時代に翻弄され、波乱の人生を歩んだというイメージがあります。穏やかさや可憐さの中にもブレない芯のある強い女性だと感じたので、千姫の魅力を精いっぱい表現できるよう頑張ります。

■岐洲匠

結城秀康は家康の次男として生まれながらも、二代将軍にはなれなかった人物です。
でも、武芸だけでなく義も厚く、豊臣家に人質として養子に入ったあとも、秀吉がその才覚を認め、後継者になる可能性があったと聞きました。鶴松が誕生したことによって、結城家を継ぐことになりますが、波乱の人生であっても、強く逞しくあり続けた彼は本当にカッコいい人だと思います。

■木村多江

夫の数正さんは常に命をかけて戦っているので、癒やしであり、彼の前では安定してる人、また、寡黙なので、彼を理解しようと努力し、寄り添っている人と役をとらえ、現場では、数正さんと演じる松重さんのあらゆる感情を受け止めて、寄り添うことを大切にしていました。

■鳴海唯

出演が決まったときは、本当に嬉しく、徳川家の一員として出演させていただけることに身の引き締まる思いでした。稲は徳川四天王とまでいわれた本多忠勝を父に持つ女性で、その血を存分に引き継いだ、勇敢で信念のある女性という印象を受けました。
真田家に嫁ぐという決心に至るまでの葛藤や父への想いなど、父の背中を見て育ってきたからこその表現ができたらと思いました。
また、稲の少女ならではのわがままな部分やおちゃめな部分も描かれているので、そういったところも意識しながら、少女から一人の女性として成長する様子を丁寧に演じようと思いました。

■村雨辰剛

三浦安針の存在は、もちろん以前から知っていました。
日本に漂流して、日本人になって士分まであがったということで、私は帰化人としてお手本にしている歴史人物です。大変尊敬しています。
徳川家康題材の大河ドラマがあった際に、三浦安針の役があるならぜひ演じさせていただきたいとずっと思っていました。

■なだぎ武

埼玉県北足立郡伊奈町の町名の由来となった人物、今までその功績をあまり知らずにいたので、今回、伊奈忠次という人物を知るとともに、自分が伊奈役をやらせていただくことがおもしろくもあり楽しみでもあります。新しいものを敏感に受け取り、すぐさま【創る】という作業に取りかかれる行動力は、『笑い』においても必要な部分。伊奈忠次を演じて知る、全てにおいて通ずる大事なモノ。勉強になります! 伊奈様!