世界有数の美食大国である日本と同様に、今世界中から熱い注目を集めているのがシンガポールだ。この夏、シンガポール政府観光局による「食」をテーマにした一大キャンペーンが始まる。
シンガポールの食の魅力は「3D」
8月1日、シンガポール旅行促進キャンペーン「シンガポール グルメ探索の旅 Culinary Journeys in Singapore(カリナリー・ジャーニーズ・イン・シンガポール)」の発表会が開催された。
キャンペーンの内容は、オンライントラベルエージェントの「エアトリ」、高級スーパーの「成城石井」、動画クリエーターの「MrFuji from Japan」がコラボしてシンガポールの食の魅力を発信していくというもの。
今や世界有数の国際都市となったシンガポールだが、食の都としても知られている。その魅力を表すのが3つの「D」だ。そのDは次の通り。
- 多民族国家ゆえにさまざまな文化が融合し、ローカル料理からファインダイニングまでが集まる「多彩さ(Diverse)」。
- 個性豊かな屋台料理をはじめとした未知のローカル料理からなる「奥深さ(Deep)」。
- ミシュラン星付きレストラン55軒、アジアのベストレストラン50には9軒の「ダイナミックさ(Dynamic)」。
成城石井社長が「フーディー・パーソナリティ」に
成城石井は8月4日〜31日、5回目となる「シンガポールフェア2023」を開催する。
同社の原昭彦代表取締役社長は、シェフとともに実際に現地を訪問し、ホーカー(屋台)から高級店まで試食を行ったという力の入れよう。ときには厨房まで見せてもらったというから驚く。その情熱により、現地の味を学び、自社セントラルキッチンにて絶品シンガポール風フードを完成させた。
そして、原社長はめでたく、シンガポール政府観光局よりシンガポールフードの魅力を日本に広める「フーディー・パーソナリティ」に任命された。日本初の任命となった2019年に続いて2回目、任期は今年12月31日まで。
成城石井「シンガポールフェア」新作は?
「成城石井自家製 シンガポール風シーフードホワイトビーフン【500kcal以下】」(647円)は、大きめにカットされたシーフードを海鮮のだしが引き立てる一品。
「成城石井自家製 シンガポール風チキンビリヤニ」(755円)は、独特のスパイスの配合が食欲を刺激する。
「成城石井自家製 自家製サンバルで仕上げたシンガポール風ピリ辛チャーハン」(539円)は、けっこう辛めだが、甘めのチャーシューがスパイスの刺激を和らげてくれる。
「成城石井自家製 2種もちと沖縄県産黒糖使用黒蜜の豆花」(367円)は、スプーンですくうのがやっと……くらいのやわらかさ。
このほかにもリニューアルした「成城石井自家製 シンガポール風海老スープヌードル」(755円)、「成城石井自家製 シンガポール風汁なしチャーシューワンタンミー」(755円)、「成城石井自家製 シンガポール風海南チキンライス」(755円)、「成城石井自家製 芋餅と紅はるか煮入りモーモーチャーチャー」(475円)などを展開する。
シンガポール政府観光局では2023年、アクティビティやツアーが無料で楽しめる「シンガポール・リワード(SingapoRewards)」を展開中(短期滞在者、空路での到着、特典を初めて利用する人限定)。YouTubeチャンネル登録者数16万人超の国際交流系動画クリエーター集団「MrFuji from Japan」もシンガポール情報を8月下旬から順次公開予定。オンライントラベルエージェントの「エアトリ」公式サイト内でも特設ページを設置し、現地の最新情報を発信していく予定だそうだ。