シャオミが7月29日にファンミーティング「Xiaomiモノづくり研究所」を開催。招待された5人のファンと一緒に、前々日に発売されたばかりの「Xiaomi Pad 6」を開封し、製品を手にした感想や今後のブランド展開について意見交換を行いました。

  • 「Xiaomi Pad 6」を手に、参加した研究員たちと記念撮影

    「Xiaomi Pad 6」を手に、参加した研究員たちと記念撮影

「Xiaomiモノづくり研究所」の研究員として参加したメンバー5人は、遠くは四国や関西から駆けつけたという生粋のシャオミファン。簡単な自己紹介のあと、シャオミジャパン プロダクトプランニング本部 本部長の安達晃彦氏から、一台ずつ手渡された「Xiaomi Pad 6」を、全員で一斉に開封しました。

「Xiaomi Pad 6」は、11インチのWQHD+(2,880×1,800)、リフレッシュレート144Hz対応のディスプレイを搭載するタブレット。サイズは幅253.95×高さ165.18×厚さ6.51mm、重さ約490g。アルミユニボディのスリムな筐体に、背面にはスマートフォンのXiaomiシリーズに似た、四角くデザインされた約1,300万画素のカメラを備えています。ディスプレイ側の約800万画素のカメラは、横にしたときに中央にくる位置に配置されていて、ビデオ会議などにも使いやすい仕様。チップセットはクアルコム製の「Snapdragon 870」で、メモリーは販路によって6GBと8GBの2パターンを展開。ストレージは128GBで、バッテリーは8,840mAhとなっています。通信はWiFi 6とBluetooth 5.2をサポートしていて、OSはAndroid 13ベースの「MIUI 14 for Pad」。カラーはグラビティグレー、ミストブルー、シャンパンゴールドの3色展開で、価格はメモリー6GBのモデルが49,800円、8GBのモデルが59,800円です。

  • 安達晃彦氏

    「Xiaomiモノづくり研究所」を主催する、プロダクトプランニング本部 本部長の安達晃彦氏

まさに「開封の儀」といった様子で、写真を撮りながら丁寧に開封していく研究員たち。安達氏からパッケージにはプラスチック素材が入っていないと聞き、「さすが!」という声もあがっていました。「Xiaomi Pad 6」とともに、用意された別売の「Xiaomiスマートペン(第2世代)」(14,800円)や「Xiaomi Pad 6 キーボード」(13,800円)、「Xiaomi Pad 6 カバー」(3,900円)なども試用。「シャパンゴールドはいい色」「ブルーといってもシルバーっぽい」「デザインが気に入った」「カバーがマグネットでくっつくので、はめ込まなくてもいいのが最高」等々、製品を手にそれぞれに感嘆の声をあげていました。

  • それぞれに配布された「Xiaomi Pad 6」を開封する研究員たち

    それぞれに配布された「Xiaomi Pad 6」を開封する研究員たち

途中に実施されたTwitterでのライブ配信で、改めて安達氏に感想を聞かれた面々は「キーボードとの接点が背面に配置されていて、デザインアクセントになっている点がいい」、「カメラが顔を追従するようになっていて、ビデオ会議などをするときに便利そう」など、シャオミファンならではの細かな視点や、前モデル「Xiaomi Pad 5」と比較しての進化点を紹介。また「Xiaomiスマートペン」や「キーボード」との組み合わせについても、「他社だとペン先が固すぎたり、柔らかすぎたりするけどちょうど良くて書き心地がいい」、「キーボードの打鍵感がいい。比較的静かなので、外出先でブログの記事を書くのに便利そう」といった感想が述べられました。

  • Twitterの公式アカウントでライブ配信も行われた

    Twitterの公式アカウントでライブ配信も行われた

  • 「Xiaomiスマートペン」の書き心地について語る研究員

    「Xiaomiスマートペン」の書き心地について語る研究員

後半の意見交換では、安達氏からの「どうすればブランド認知度が上がるか、特に女性にアピールするにはどうすればいいか」という問いかけに、以下のような様々なアイデアが出されました。

「女性を取り込むならおサイフケータイが必要では?」
「シャオミブランドの入り口として家電や雑貨などを展開してはどうか?」
「調理家電やクリーナーなど低価格の家電から導入しては?」
「中国にあるような直営店でいろんな商品を展開しては?」
「直営店が難しいなら期間限定のポップアップストアでもいい」
「スマートバンドとスマートフォンのセット販売を増やしては?」

また最近の気になるトピックとして、研究員から「買い換えサイクルが延びて、スマホが売れなくなってきているのでは?」という質問も。これには安達氏が「日本は年間3,000万台でまだ売れているほう。高いスマートフォンが売れる希有な市場だが、全体として市場が成熟してきているのは確か。右肩上がりではなくなってきていて、業界としてはあまり良い状況ではないと思う」と真摯に答える場面もありました。

最後には取材陣も交えて、業界の裏話からケースなど海外製品の入手方法まで飛び出す、ディープトークに。シャオミでは今後も、数ヵ月に一度のペースで大小規模を変えながら、「Xiaomiモノづくり研究所」のリアルファンミーティングを開催していく考え。安達氏は「ファンの方と忌憚のない意見交換ができる場を続けていきたい」と話していました。