ミュージカル『ビートルジュース』のプレスコールが3日に東京・新橋演舞場で行われ、ジェシー(SixTONES)、勝地涼、愛加あゆ、清水美依紗、吉野圭吾、 瀬奈じゅん 、 福田雄一(演出)が取材に応じた。

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本作は、ティム・バートン監督の映画作品を原作としたミュージカルで、幽霊となった夫婦が自分たちの家に引っ越してきた人間一家をあらゆる手段で追い出そうとすることから始まる物語。2人が死後の世界の厄介者でバイオエクソシストのビートルジュース(ジェシー)に協力を求めたことをきっかけに巻き起こる波乱を、コメディの奇才と称される福田雄一氏の演出で日本初上演する。

フォトコールでは「The Whole "Being Dead" Thing」「Say My Name」「Creepy Old Guy」の3曲を披露。ジェシーは内容について「ずっとふざけております。ずっとテンション高めで、どこで笑わせられるかを考えながらやっています」と表す。「化粧、ばっちしです」というジェシーは、どれくらいかかるのか聞かれると「4日くらいは。わっはっはっはっはっはっは」と誘い笑いをしながら、「まあ、30分くらいです」と実際の時間も明かした。

演出の福田からは「ブロードウェイよりも全然ふざけてますよ」と言われ、ジェシーは「テンションが下がらないように、あとずっとやりすぎないようにというのもあります」と心がけているという。「今までお客さんが入ってないでやってきた中でもふざけてるのに、お客さんが入ると、『もっともっともっと』となっちゃうので気をつけながら。誰かに止めてもらわないと」「スタッフさんが幕を下ろすところまでいかないと」と苦笑していた。

瀬奈も「いたってまじめにふざけてます。どこまでやっていいのかわからないので探りながらやってたんですけど、とにかく美依紗ちゃんに引かれないように気をつけようかな」と語り、吉野は「最高に楽しいです。いろんな心配事をたくさん抱えてるお父さんの役なので、奮闘する父親の姿がお見せできたらいいなと思っています」と意気込み。清水は「稽古場からすごいたくさん笑わせていただいて。ジェシーさんといると笑わされて、本番でも笑いそうなので……」と警戒している様子だった。

また勝地は「歌が得意じゃない中で初ミュージカルだったので、ご迷惑をおかけしている状態で。愛加さんがいろいろ教えてくれるので、それに助けられてます。ダンスもできないもので『この一歩目よ!』みたいなことをやってくれるので、本当に助かってます」と感謝し、愛加も「アイコンタクトで!」と同意。

初のミュージカル主演のジェシーも苦労していたそうで「音楽が素晴らしいんですけど、結構難しかったので、車の移動中も風呂場でも寝る時も覚えるためにずっと聞いてました」と振り返る。「歌とふざける部分のギャップを。全体的には感動できるシーンもありますので。僕はふざけてて感動させられないんですけど」というジェシーに、福田は「歌うところはかっこいいですよ。ふざけてばかりじゃダメなので、踊りと歌のところはかっこいいと思います」と太鼓判を押す。ジェシーは「もう、勉強ですよ。アンサンブルの方々もプロなので刺激になりますね。みんなを尊敬しながら、僕も迷惑かけないように頑張ってます」と語った。

本作は、8月4日~27日に東京・新橋演舞場、9月2日~8日に愛知・御園座、9月13日~27日に大阪・大阪松竹座にて上演。